俺 専 用 枕 。 【朔間凛月】

4枕 ページ5

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「うわ、また二人でいるの？」









『タイミング、悪めです』









瀬名泉先輩に声をかけられたある日の話。








放課後で、トリスタのプロデュースを終えた後に

明後日が締切のドリフェスの書類を整理しようと教室に向かうと

すやすや、と私の机でうつ伏せになる凛月くん。








この寝顔、120円〜〜！！と某ドーナッツ店CMを脳内でアレンジしつつ

机の中にある書類に手を伸ばそうとする。






が、もちろん彼で取れない。









無理矢理起こそうかと思ったものの、

可愛い寝顔を堪能しようと隣の席に着く。

真緒くんの席。









「ちょっと、A。

そこはま〜くんの席、Aが座るのは俺の席。」









ひひぃ、と思わず声がもれる。




なんだろう、嬉しいんだけど怖いような有難いような









「ほ ら は や く」









不機嫌に頬を膨らませるものだから

思わずニヤニヤしながら凛月くんの席に着く。







緊張が、凛月くんの椅子から伝わって全身に回る。









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「うわ、また二人でいるの？」



そんなときに２Bにやってきた瀬名泉先輩。






タイミング悪いぞこの野郎、なんて思いつつ

２年生の教室にやってくる驚きもあるが









『タイミング、悪めです』







と言ってみれば 「あんたがそう言うだろうと思って今来たんだけど〜」と

悪戯に笑われてしまう。









「セッちゃん、なんの用？」





相変わらず不機嫌な様子の凛月くんが問えば









「なんだかKnightsで合宿するらしくてねぇ」








と。









「あんたも来ていいよ、特別」









その瞳と視線が交わった。









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