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4話※死ネタ注意 ページ6

-トド松side-

ん?なんか焦げ臭くない?

「ねぇAまだクッキー焼いてるの?」

「え?焼いてないよ?」

「じゃあなんで・・・」

十四松兄さんは花がいいため焦げ臭いところをさがしはじめる。

「大変だよー!!」

すると玄関辺りから大きな火ができてた。

「え?」

「にっにげるぞー!」

叶夢はゲートを作りみんなを誘導する

しかし十四松兄さんの入ったところで上から柱が崩れ僕と両親とAの間に壁ができた。


ガシャーン!!

「どうしよう。逃げ道が・・」

ゲートは二つ作れない

だからその間に・・・

「トド松、Aこっちに来なさい」

父さんが突然呼ぶ

すると父さんは小さな穴を指差す

本当に小さい穴。

「ここからでなさい」

僕らは言われた通り穴を通る。

しかし一向に両親は来ない

「父さん?かあさーん!」

声がない。返事がない嘘でしょ?

まだ火があって出たのは別の部屋。おかしい。僕らの家はこんなに部屋はない。

誰かの能力?

僕らを殺すためだけに?

よく考えたらこの火事事態もおかしいよ

せめてAだけでも。

ガシャーン!!

すると再び壁が崩れる

「お兄ちゃん・・・」

Aは弱々しい声で僕を呼ぶ。

Aは崩れた壁に挟まって出られない状態になってた。


「A!!」

僕は崩れたがれきをどかす。

「にげて、お願い!逃げてよ!」


Aは泣きながら言う。

「嫌に・・・決まってんだろ!」

普段は絶対に使わないような口調で言う

僕は泣きながらがれきをどかす。

空気が薄くなってきて目が霞んできて意識がふわふわしてきた

「はぁ・・・はぁ・・うっ・・・」

苦しい、もう無理かもしれない

「お兄ちゃん・・・ゴメン・・・」

Aは泣きながらやがて目を閉じた

ダメ。ダメだよ・・・死なないでよ・・・絶対に父さんと母さんがいかしてくれたのに死なせるなんてイヤだ。イヤ。

助ける、絶対に助ける


僕はAの手を握眠ったAのおでこにそっとキスをする。

チュッ

「大好き。A。いつもありがとうね」

僕は左手をあげる。

そして、目をつぶる。


死ぬのは怖い・・・すごく怖いよ。

まだ・・・生きたかった。


だってまだ童貞だって卒業してないし

好きな人に告白できてないのに

でもおかしいよね



妹を好きになっちゃうなんて

本当は唇にしたかったけどこれから先きっといい人とキスするでしょ?そしたらファーストキスがいいと思うから・・・

目から涙を流しながら僕はさっきもらったばかりの能力を発動させた。

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作者名:櫻野潤 | 作成日時:2019年5月3日 21時

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