侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百七十：正体を言う時はカッコつけたい ページ37

支配人「樫尾…樫尾だ!?馬鹿言え、元将軍直属の暗殺組織!!2度目の攘夷戦争でとっくに全員処刑されただろ!!?」


『うっさいわね、お前の目の前にいるのがそうなんだから認めろよ』



樫尾家は…私の家系は代々、妖術師としてその力の原理を研究し世の中に起こる摩訶不思議な出来事を研究することをしてきた訳だが、それはあくまで『表面』に過ぎない。


その実態は、妖術師として普通に剣客として殺しを担う殺しの一族


それが樫尾家だ


歴史は古く辿ってみると平安時代後期からの歴史があり貴族のお抱え暗殺者だったり、天皇のお抱え暗殺者だったり…そして江戸幕府が開かれてからずっと配下に置かれていた。


御庭番衆とはまた違った闇の存在、諜報や隠密ではなく完全に血塗られた仕事のみを担う闇の存在だけあって、その実態が明らかになったのは処刑直前である。


とはいえ、一般人には知られている訳では無いが…知っている人がいてもおかしくはない。



『ご生憎様、私はあんたら愚図にくれてやる慈悲は持ち合わせてないの。そこは代々の血を引いてるわね…』


支配人「何なんだよ…!!」



未だ往生際の悪い目の前の男との距離を詰め、片手で腕の関節をきめてもう片方の手で相手の首に懐刀の刃を突きつける。



『あら、ご理解頂けない？今どきこんな弔い合戦…ましてや人斬りのために、得るものは何も無いとわかってるの…でも、ここで動かないと自分が自分じゃなくなるの』


支配人「てっ…テメェらこんなことしてただで済むと思ってるのか？俺たちのバックに誰がいるのか知らねーのか？」


『さぁ〜???検討もつかなーい』



そんな中、刀が抜かれる音がした。増援…とはいえ願ってもないこちらの増援だけど。


なんと、チンピラ警察…じゃなくて黒服の警察組織の真選組である。



土方「僕たち真選組だよ〜」

沖田「アララ、おっかない人がついてるんだねィ」



「ヤベェ幕府の犬だ、ズラかれェ!!」


童磨「A殿、あれはいいの？」

『そこまで面倒見切れないわよ流石に』


「ぎゃあああ!!!!なんだコイツら!!!」


無惨「頭を垂れて蹲え、道を開けて動きを止めろクズ共」



なんでいんのーーーーーー!?



猗窩座「すまない、全部耳に入ってしまった」



バレたんか…ちくせう…無惨がめっちゃ睨んでくるよう






天導衆「チッ、猿共が調子づきおって。まァいいわ、いずれ然るべき処置は取る。それに…」








天導衆「“アレ” の尻尾も掴めたしな、ククク…」

百七十一：一件落着かと思いきやお説教→←百六十九：全然息あってねぇじゃん!!!

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