侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百七十一：一件落着かと思いきやお説教 ページ38

無惨「何故お前は勝手なことばかりする!!!」


『何故こんなにキレられてんの私』



真選組組が煉獄関の連中を連行している最中、何やらお怒りの無惨は私の姿を見るなり何も言わずに腕を引っ掴んで来た上、無言で家まで連れて帰ってこられた。


しかも童磨と無惨の付き添いで来てた猗窩座を置いて帰る勢いで。


めっっっっちゃ痛かった。


それで現在進行形で、座らされて今に至る。



無惨「何故だと？お前が疑問を持つ権利はない!!」

『酷っ』



完全にキレているらしい無惨はいつもより横暴だった。


何故かいるであろう鬼たちが出てこないあたり、この状態の無惨は危険だということなのだろうか。


助けてよ、なら。



無惨「お前が死んだら私まで巻き添えを喰らうんだぞ！自重しろ！」


『だから死なないためにも童磨をお供にしたんでしょうが』


無惨「五月蝿い口答えするな!!」



何だか理不尽に感じてきた。


イライラをぶちまけるように、口を開き座ったまま無惨を睨む。



『意味分かんない…死なないように細心の注意は払ってるし、何なら西郷さんの件だって命の危機あったのに何でその時はこういう話になってないの。単身で突っ込んだ訳でもないし、あの程度慣れてんのよ私は』


無惨「慣れという話じゃ」

『そんなに自分の命が惜しいんだ、自分本位で人の自由を奪うんだ、世の中あんたを中心に回ってんだ…へぇ〜、流石無惨様ですね、自分のことばっかり。だったら痣の呪い解く方法探せば？私に構わず』



自分のことばっかり、という言葉にそう言われると思っていなかったのか少し目を見開く無惨。だが、直ぐに私を睨みつけてきた。



無惨「人の話を聞け…!!」

『人の話を聞いてないのはどっちよ、死ぬ心配があったら最初から彼処にいない!!死なないためにも童磨を同伴させた、それでも心配なの？春雨の時は許可したくせに、リスクが高いと怖いんだ。自分勝手な奴』


無惨「………………もういい」



最終的には無惨の方が折れたようで、さっさと部屋に戻ってしまった。


ちょっと言いすぎた気がしないでもないが…ついカッとなっちゃったから…


謝った方がいいのかな…

百七十二：一方で童磨&猗窩座は…→←百七十：正体を言う時はカッコつけたい

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