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時は遡り、2010年
降り注ぐ雨の中、雷鳴が響き渡る
フィ「どうなってる？」
彼の名はフィル・コールソン
S.H.I.E.L.Dの捜査官
「あの物体から強力な電磁波が出て、システムが全部ダウンしました」
そしてここはS.H.I.E.L.Dの包囲網
その中心には、クレーター状に大きく穴のあいた地面に
不自然に突起している部分がある
そこに、謎のハンマーが埋まっていた
先日、突如空から降ってきたのだ
フィ「バートン、報告しろ」
バ「俺が仕留めましょうか？…それとも大勢で袋叩きに？」
フィルから指示を受け、静かに弓を構えるのは
クリント・バートン
又の名をホークアイ
S.H.I.E.L.Dのエージェントだ
フィ「追って指示する」
そして、
『…彼、すごく生き生きしてる』
フィ「エージェント A、君はいったいどこにいる」
『バートンと一緒』
彼女は(ヨナ)・フューリー
バートンと同じくS.H.I.E.L.Dのエージェント
フュ「…はあ、君ってやつは
空から彼の様子を報告しろと言っただろう」
『S.H.I.E.L.Dの精鋭たちがまるで小枝みたいにポキポキおられてる
状況を報告したところで、何も変わらない』
バ「だからって俺の巣に入ってくるな
フィル、早く指示をくれ、あいつが気になってきた」
私たちが"彼"と称してターゲットにしているのは
中央のハンマーに向かって、ものすごい勢いで突き進んでくる男
彼は武器も何も装備していないのに、武装したS.H.I.E.L.Dの隊員を次々に素手でなぎ倒していく
そしてたった今、彼の前に立ち塞がった
中でも選りすぐりの隊員を
「巨人か … …まあ慣れてる」
そう言い放ちニヤリと広角を上げ
取っ組み合いながら外へ飛び出した
『…Oh my god』
到底素人とは思えないその身のこなし
隊員はほとんどなす術もなくもみくちゃにされ
ものの数十秒で叩きのめされた
バ「ラストチャンスです」
彼は中央のハンマーまでたどり着き
その柄を握る
バートンは弓を引く腕に力を込めた
フィ「待て、もう少し見たい」
屈強な男たちが挑み、車で繋いで引っ張っても
S.H.I.E.L.Dのマシーンでさえも持ち上がらなかったあのハンマーを
まるで自分のものかのように、自信に満ち溢れた顔で掴む彼
もしかしたら…とその場にいた全員が
固唾を呑んで見守る
が、しかし
「…っぐ、っく、、ぅうう…！！」
彼がどんなに力を入れても
びくともしなかった
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
