├ ページ5
→
興味があることに関してはとことん突き詰めたがる。好奇心旺盛で特に普通に生活していれば触れ合うことのなかった存在……即ちこの場において言えば妖に興味津々である。人間になくて妖にある部位には積極的に触れたがり、彼らしか知らないような遠い昔の出来事を聞きたがる。それ以外にも新発売という値札をはられた奇妙な味のしそうな食べ物等にも弱い。この前買ってきたのは炭酸紅茶。このように絶対に美味しくないだろう、というものもなんの躊躇いもなく買ってきて試してみる。
基本的には誰に対しても友好的なのでそれなりに接しやすいと言える。初対面の人に対しても一切人見知りをすることなくダル絡みしにいく。不思議なあだ名をつけがち。マイペース族の筆頭ではあるため、もし彼とともに行動するとしたら目を離すとすぐに居なくなるので注意が必要。また、リアクションの大きい人は彼に気に入られやすい。理由は面白いから。
ある意味での達観した思考を持つ。『人間はすぐに死ぬもの』『他者からの理解を求めるのは無駄』等がその良い例。だからなのか彼が声を荒げて怒るというのはなかなか無いこと。言いたいことがあれば一応はっきり言うので身も蓋もなくバッサリ切り捨てることはあるけれども。それはそうとして彼は他者からされたことについては長期的に彼の自由を奪うようなものでなければ殆ど受け入れる。他者を理解するつもりがない、というのは前に述べた通りだが結果的にそれが『よく分からないがその人なりにやりたかったことがあるのでしょう』というような考え方に繋がっているもよう。心が広いと言うべきか、それともただ単に無関心なのか。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨宮 | 作成日時:2023年1月8日 11時