いつの間にかAU世界に (ページ4)

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うーん、あ〜よく寝た
酷い悪夢だったなぁ、リアルな夢だったし
眠いし2度寝するか

布団を引っ張ると何かいつもと違う布触りに、似たような既視感を覚える

『えっ』

目を開けると、ちょうど真横にナイフを研いでいるキラーと目が合った

キ「あっ、おはよ〜よく寝れた？」

『まだ夢だと思いたい....』

寝起きの頭を抱えながらうずくまる

どうやら、リビングのソファーにブランケットをかけて寝かせてくれたらしい

キ「大丈夫？1回ぐらい死んでみる？」

よく研がれたナイフをキラつかせながら冗談めかしてこちらに見せてきた

『結構』

こんな彼がここまで運んで来てくれたから、根は良い奴なんだろう...多分

『ここはキラーの家？』

キ「違うよ、僕らが所属している闇AUのアジト」

闇...聞くからにヤバそうな集まりだな
こいつみたいな奴らばかりだったら寿命が1年ところが100年縮む

キ「今ちょうど、ほぼ皆活動に出かけてるけど直ぐに戻ってくるよ」

『....少しはいい人だといいけど』

キ「僕だっていい人でしょ？」

自惚れたセリフをスルーしてそのまま目の前に見えた冷蔵庫へ向かう

『飲み物貰ってもいい？』

昨日、慣れない酒を飲んだせいで喉がヒリヒリして少しでも潤したい

キ「良いよ〜あっ、名前書いてあるのは食べない方が身のためだよ。マーダーのは良いけど！」

冷蔵庫の中は、名前が書かれた食品がいくつかと、牛乳、ミネラルウォーター、後はいくつかの惣菜的なのが置いてあった

牛乳か水どちらを飲もうか迷っていると、遠くの方から足音が聞こえてきた