2 ページ25
「確かに私は君の素性を確かめに来た。といっても、君がどんな奴なのかこの目で確かめたかっただけだ…特に危害を加えるつもりも、干渉するつもりもない、今のところは」
「僕の行動次第といったところですね…でもギャングに深く関わらない方がいい…。あなたにも守るべきものがあるでしょうから」
「そのつもりだ。君は康一くんも言っていたが悪い奴ではなさそうだからな。不快にさせていたらすまない」
「いえいえ、謝罪には及びません。あなたも悪い人では無さそうですしね。では本題に移りましょうか。長話は無駄だから好きではないんです」
一触即発の空気を変えたのはジョルノだった。ギャングのボスとして頂点に君臨するからは、必要な警戒と忠告だった。そしてそんな空気に口を挟めない私と康一くんだった
「ポルナレフさんは別の部屋で待機してます」
椅子から立ち上がって、大きな扉の方に向かう。ついてこいとは言わないが、そうすべきだというのが伝わった。承太郎が真っ先に動き、その後を康一くんがつづく。私も着いていこうとした時、拳銃を持った男に話しかけられる
「おねーさん。おねーさんもスタンド使いなの？イタリア語もペラペラじゃん。今日この後暇だったらよー、食事でもどう？」
「お生憎様。私達、今日はポルナレフと一緒に食事に行こうと思ってるの。ごめんね。あとあなたが思ってるより私きっと年上よ？」
実年齢を彼に伝えると、彼は驚いた
「ええ！？日本のコって見た目幼いのな！俄然燃えてくるぜ…！」
「ミスタ。あまり客人にちょっかいをかけないでください」
「おいおいジョルノ！ちょっかいとかじゃあねえよ！俺の燃えるような恋路の邪魔をしないでくれ！」
「……やれやれだぜ」
「あはは…」
ジョルノと、ミスタと呼ばれた男は仲が良さそうだ。あんなに警戒してこちらを見ていたというのにもうナンパか。イタリアの男は女性に優しいというがやはりそうらしい。ナンパのような社交辞令に私は上辺だけの感謝を伝えておく
そして少し歩いた後、別の部屋に着いた。ジョルノはその扉を開ける前にこちらを振り返る
「ポルナレフさんはきっと昔とは姿がかなり変わっているとは思います。少しショックな事実かもしれませんが。とりあえず入ってください」
それはどういうことか、と問う前にジョルノは扉を開いて中に入る。そして声をかけるが、中にはポルナレフの見慣れた姿はなかった
「どういうことかな…ポルナレフは見当たらないが」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウィルゴ・パルテノス - リクでジョルノとドナテロとリキエルとウンガロ四兄弟にサランラップのイタズラをしてみたをお願いします (2022年11月6日 20時) (
レス) id: b628f3ea92 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - 森さん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです😭これからもよろしくお願いします！頑張ります💪 (2022年11月6日 20時) (レス) id: 6e90ef0999 (このIDを非表示/違反報告)
森(プロフ) - ジョジョの反応集は大好物なので、こういう作品大好きですッ!!口調も掴めてて凄いし…これからも更新頑張って下さい!! (2022年11月5日 11時) (レス) id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» ありがとうございます！遊戯王は詳しくないのでもし違うところがあればご指摘お願いします！少々お待ちください〜🙇♂️ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 6e90ef0999 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクでテレンスさんと一緒に遊戯王のカードゲームをしてみたをお願いします、夢主人公ちゃんのデッキはトゥーンデッキでお願いします (2022年11月4日 16時) (レス) id: b628f3ea92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペンシル | 作者ホームページ：http://uranaimonsuto
作成日時：2022年6月10日 1時
