自己選択【ワムウ･カーズ】★ ページ25
「A、決闘を申し込む。今度こそ決着をつけようではないか」
「いや、Aにはわたしの実験を手伝ってもらいたいのだが」
私は今ワムウ様とカーズ様に頼み事をされている…が、どちらを選べばいいのか分からないという状況にある
「エシディシ様に頼まれてはいかがでしょうか、私なんぞではお役に立てないと思うのですが」
そう言うと、二人は間髪入れずに言う
「今日はお前が良いのだ」
「エシディシ様には何度も頼んでいる故、気まずい」
ちょっとワムウ様の理由には私情が混ざっている。うう、と言葉を詰まらせると、カーズ様がワムウ様に向かって言った
「ワムウ、わたしに譲れ。お前はまたいつか誘えば良いのだからな」
それに対して、いつもは従順なワムウ様が珍しく反抗して返す
「お言葉ですが、カーズ様。今回だけはこのワムウに譲っていただきたい」
私が二人の間で悩んでいる間にこんなことになってしまった。私が優柔不断なのがいけないのだ。だがカーズ様はワムウ様の反抗を意に介すことなく、意地悪く笑って言った
「ではAに決めてもらうしかないようだな」
私が決断できないことをいいことに、自分の権力で物言わせようとしているのだろう、ときっとワムウ様も、そして私も感じた
まあそれは仕方がない。でも、正直なところ私は今お腹がすいているのだ。だから動きたくない
「どちらもお断りさせて頂きたいです…お腹が減っているので」
と言うと、二人ともむ、と不機嫌そうに口角を下げた。やばい、と私が思うとエシディシ様がやってきた
「おいおい二人とも、Aが困ってるじゃあないか。いい加減にしてやってはどうだ？」
「エシディシ様…！」
思わぬ救世主に心の底から安堵する。この場を打開するにはやはり味方が必要だったようだ。ほっと胸をなで下ろした私を他所に、二人はどうすべきか考えている
「じゃあA、食料調達に行くか」
「え、でも…」
「放っておけ。多分大丈夫だろう」
危なかったー！！
これで腹も満たされるし解決だし、一石二鳥だと思い直し、エシディシ様と一緒に石仮面をもって夜の外に出て行った。やっぱり自分のしたいことをするのが一番だ
しかし私は気づかなかった
これはただ問題を先延ばしにしただけに過ぎない、ということに。
私が帰ってくるなり二人は腹も膨れただろうと言って執拗に誘うようになってしまった。結局自分で決めなさいということなのでした。トホホ…
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たつみ(プロフ) - 海月さん» いえいえ、私もサーレー好きなのでリクエスト貰えて嬉しいです、ありがとうございます！海月様の思っていたものと違っていないかどうか不安でしたが、ご期待に添えられたようなら良かったです＜(_ _)＞また機会があればよろしくお願い致します！ (2021年6月4日 13時) (
レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエストにお応えしていただきありがとうございました。今回もとても素晴らしいお話でした。サーレーの夢小説を書いてくれる人は少ないので助かっています。本当にありがとうございました。 (2021年6月4日 7時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - 海月さん» 了解です！遅くなってすみません(>_<;)出来上がった話に問題点があったら遠慮なく仰ってください！少々お時間頂きます＜(_ _)＞ (2021年6月4日 0時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエスト失礼します。サーレーの夢をお願いします。病んでいる感じで書いてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - モモまんじゅうさん» 了解です！ありがとうございますm(*_ _)m完成したものに何か気に入らない点などがありましたら、遠慮なく仰ってください！ (2021年5月28日 21時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンシル x他1人 | 作者ホームページ：http://uranaimonsuto
作成日時：2018年12月30日 17時
