検索窓
今日:25 hit、昨日:9 hit、合計:13,427 hit

その15 ページ16

Aがスマホをいじり、恋ダンスを踊ってみた動画を三毛縞にみせる。遊木と一緒に踊ってる動画だった。仲睦まじく踊っている姿がなんとも愛らしい。

斑「おお、愛らしくてかわいいなあ。」

A「北斗くんたちに、アイドルになれるって。」

斑「...Aさんはアイドルになりたいのか?」

A「...私は特別、歌唱力とか、ダンスの才能とか、人を引き付ける力も、ありませんから...今のままで、十分です」

斑「そうなのかー」

斑はちょっと嬉しかったという感情と、安心感を感じた。アイドルにでもなりたいと言い出したらどうしようと思っていた。もし、アイドルになると言い出したときには、あの手この手で...潰してしまうかもしれないからだ。

斑「Aさん!クレープ屋さんがあるぞお!今日の練習を頑張ったごほうびにママがおごってあげよう!!」

A「わわわ!?走らないで!こわい!揺れる!」

帰りにやっていたクレープ屋で二人分のクレープを買って食べながら帰ることに。ホイップ一杯にしてくれた。ありがとうおじちゃん。

斑「美味しいか?Aさん」

A「とても...」

近くにあったベンチに座って食べている二人、今日はこのクレープがお昼かわりになってしまうだろう。なんていうかでかいから、これだけでも十分お腹が膨れそうだ。

斑「お?Aさん、口にクリームつけてるぞ?かわいいなあ♪」

A「...どうも」

口についてるクリームをぬぐい、それをぱくっと食べた三毛縞。その行動にAはぽかん、とした。幼なじみとしての距離とは、こんなものだっただろうか。と考えながら三毛縞の若草を表すその瞳を除きみてしまう。

斑「...」

A「三毛縞さ、」

斑「Aさん、動かないでくれ。」

A「はい?」

斑「いいか?絶対に動くんじゃないぞお?」

そういうと三毛縞はクレープをつつんでいた紙で、Aの後ろ髪辺りをがしつかんで。その紙をくしゃくしゃにして近くのゴミ箱に投げ捨てた。

A「ええ?え?なに?なに?」

斑「...毛虫がいた」

A「...(ぞわあああ」

鳥肌がやばい。虫こわい、超こわい。この前、このひとがカナブンを取ってきたとき並みにこわい。今でも、忘れられない。あの裏側。こわい。

斑「よーしよし。怖かったなあ。もうママがないないしたから大丈夫だぞ☆」

A「...感謝感激雨あられ」

斑「ママのまねだなあ?嬉しいけどなあ?」

その16→←その14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 三毛縞斑 , 過保護
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Luna | 作成日時:2022年3月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。