【赤司征十郎】君とつくるミライ2~太陽は月に恋する~ (ページ2)

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50.楽しみ sideルナページ2

「いよいよ明日か～。ほんと楽しみ。」

時間が進むに連れてどんどん大きくなる胸の高なりがどうしても抑えられない。大好きな征くんと一緒の生活、新しい学校。確か洛山高校だっけ？そこにも征くんの友達がいるのかな。明日が私の新しいスタート。

コンコン

突然ドアがノックされた。

「はい？どうぞ。」

「こんばんは、ルナちゃん。突然ごめんね。」

入ってきたのは白石先生だった。

「いえ、大丈夫です。どうかしました？」

「特に用はないんだ。君のことが少し心配でね。」

「心配？どうして。」

「ごめん。どうやら僕の思い違いだったようだよ。やっぱり心配する必要はなかったよ。ルナちゃんの顔を見て安心したよ。」

「えっ？」

「大丈夫。君ならどんな事でも乗り越えられる。もしかしたらこの先、君を惑わすようなことが起こるかもしれない。でも、そんな時はルナちゃん、君の一番大切な人を信じてみて。きっと君の力になるから。」

「はい。」

この時の白石先生の言葉が後に大きな力になるとはこの時の私は想像もしていなかった＿＿。