192. side H ページ45
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「 うん、彼女さんが熱出したみたいで、私なんかいいから早く行ってあげてって断った 」
隼『 優しいね〜相変わらず 』
「 ふふ、褒めてるの？ 」
隼『 うん 』
3階についたエレベーター、いつもみたいにAちゃんを先に下ろすと、すんと鼻を澄まして俺を振り返る
「 ありがとう…隼くんほんとにジム行ったの？ 」
隼『 うん、行ったよ、みっちりね 』
「 …なのになんでこんなにいい香りするの？ 」
隼『 シャワー浴びてるからね 』
「 あっ、そっか 」
そうかそうかと笑いながら頷くAちゃん
……呑んだのか。
隼『 ねぇ酔っ払いちゃん 』
「 え、私？ 」
隼『 もうあんまり、お酒飲まないでよ 』
「 なんで〜！ 」
隼『 いつもの倍可愛く見えるから 』
「 …………え？い、今なんて、 」
隼『 男はね、女の酔ってる姿に弱いわけ 』
書類を入れたクリアファイルを胸元に抱きしめながら目を丸くしたAちゃん
そういう反応が可愛いっつってんの
「 と、歳上をからかうのはやめなさい 」
隼『 からかってなんかないんだけどなぁ 』
Aちゃんの反撃に苦笑いして、まじで日頃の行いが悪かったなって思う
こんなのまるで嘘を吐き続けて最後には信じてもらえなかったオオカミ少年と同じだ
「 …よし、戻ろう、ありがとう 」
隼『 ちょ、待って、 』
咄嗟に掴んでしまったAちゃんの左腕、どうしていいか分からなくて、こんなにテンパったのは初めてで
隼『 …ごめん、送ってく、 』
オオカミ少年の自縛からは上手く抜け出せなかった
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しおり(プロフ) - ずっとずっと両片想いだった2人がやっと意思疎通できましたね(TT) 腕掴んだところからの隼くんがすっごくかっこよかったです、、 そしてなーちゃむさん、おきめすお疲れさまでした！これからも楽しみにしてます＾＾ (2018年4月20日 19時) (
レス) id: a5d5cf03d8 (このIDを非表示/違反報告)
こもりす(プロフ) - わわわ、ついに！！(〃▽〃)すごくキュンキュンしました！！ (2018年4月19日 23時) (レス) id: 0ea86e4b3c (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - このお話大好きです！隼くん可愛すぎて独り言言いながら見てます(( 忙しいと思いますが、更新楽しみにしています！！ (2018年4月18日 2時) (レス) id: ff8702237c (このIDを非表示/違反報告)
まい - 久しぶりの更新ありがとうございます。楽しみにしてました！相変わらずの隼くんで嬉しいです。 (2018年2月20日 22時) (レス) id: 78a8f8d000 (このIDを非表示/違反報告)
2e2r2k(プロフ) - 久々に更新したとおもったら、こんな感じですか。 (2018年1月17日 6時) (レス) id: 65da477085 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーちゃむ
| 作成日時：2017年9月17日 22時
