【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart5

story144 ページ27

｢え？
別にそんなすぐになくても良くない？｣

｢え？｣





話し終えて最初に言ったのは乱数だった



『なんでそんなものすぐなくちゃいけないの？』

と逆に問いかけられた





｢だ、だって3人みたいにこうするため！みたいなものないし……
3人はFling Posseとしてテリトリーバトルに参戦してるから理想もあるわけであって……｣

｢じゃ、それを探すために過ごしていけばいいんじゃない？｣

｢え？｣

｢オネーさんは、何をすればいいのかわからないってことだよね？
それなら、その何かを探すために生きて行けばいいじゃん｣






『簡単だよ、そんなの！』

といつもみたいに明るく言った乱数



簡単にそう言った乱数の言葉は想像以上に私の中にすんなりと入っていった





｢探すため……｣

｢なんでもいいと思うよ！
幻太郎みたいに理想のためでも、帝統みたいにスリルを味わうためでもさ？｣

｢……そっか、そうだよね｣





そんなに難しく考える必要なんてなかったのかもしれない



そう思うと心が軽くなったように感じる





｢まあ、確かにいつもと違う感覚だと戸惑うこともあるよなー
俺もたまに賭場で……｣

｢A、世の中不慣れなことだらけです
ゆっくり慣れていくのが1番ですよ｣

｢俺の話聞けよ！？｣

｢なになに？
面白い話？｣






相変わらず自由感のあるFling Posseメンバーに思わず笑ってしまう



難しく考えていたことが馬鹿だったように思える



私が笑っているのに気づいたのか、3人はこっちを見ると互いの顔を見回し、笑った

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