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3 話 ページ4

今の時期は夏。

この時期に体育(しかもバスケ)などやったら汗も出るわけで。


「あっちー」

「……」


隣の友人の色気が凄い。

滴る汗と色白い肌
二つが上手くマッチしている。

これは、ヤバい。



「…そんなに俺が気になるか?」

ああ、図星だよ。
そう言いたいが流石に気持ち悪いのでやめておく。


「いいえー。
お前見てると暑いなーと思っただけだよ」

「ム…。
じゃあこっち見んな。てか、黒尾もう交代だろ」



交代交代で試合に出ている為、俺の番が来たらしい。

そんなことよりも拗ねてるな。
珍しい…。


「俺から目、離すなよ」

「夜久がんばれー」


無視して他のチームの夜久を応援するとは。

そしてちゃっかり夜久君も爽やかスマイルを向けないでほしい。


あー。むしろやる気が出てきたわ。

コテンパンにしてやろう。





.



「珍しく本気だったじゃん」

「誰かさんが無視するからですかね」

「お前が気持ち悪いこと言うからだろ」


Aも交代の時間がきたようでコートに入って来る。

こいつ運動神経はヤバい。
初心者なのに初心者に見えない。

寧ろ部員より上手いんじゃね、くらいだ。

つまり、Aがいる=ほぼ勝ちってこと。

ま、これ以上本気出さなくてもいいか。




「俺とお前でもっと点数離してみようか」


気が変わった。
本気出してAとコンビネーション組むのも悪くないだろう。


「おう。じゃあまだ全力で」

「当たり前だろ。これからだ」


どうして彼はこんなにも真剣にやるのだろう。

……おっと、忘れていた。

彼は優等生だったか。









____________________





「お前ら二人強すぎなんだけど!?」

「味方なら百人力だぜ!」



「いやー、なんか知らないけど毎回同じチームなんだよね」

「俺たちの愛のパワーだな」

「…キモ」

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かミエ(プロフ) - ヒグレキさん» 黒尾がいる限り、きっと彼は幸せですよ……(`・ω・´) (2017年11月22日 17時) (レス) id: 450affa156 (このIDを非表示/違反報告)
ヒグレキ - とっても良い物語だったわ!夢主くんは幸せになったかしら、、 (2017年1月21日 8時) (レス) id: 3bbc5d11c3 (このIDを非表示/違反報告)
かミエ(プロフ) - √0さん» ありがとうございます。そんなことを言ってくださるとは…! はい、これからも努力させていただきます! (2016年12月11日 21時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
√0(プロフ) - 初コメ失礼致します。とても感動するストーリーでした‥‥!この様な文章を著す事の出来る作者さんに、感銘を受けました!これからも頑張って下さい! (2016年12月1日 7時) (レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かミエ | 作成日時:2016年10月24日 21時

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