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2 話 ページ3

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「黒尾眠いよ」

今日も話しかけてくる俺の友人。

どうやら寝不足のようだ。


「また夜遅くまで起きてたろ。
何やったんだ?今度こそゲームか」

「勉強ー」

「優等生かよ」


ゲームをやったという言葉をなんとなく友人の口から聞きたくてそう言ったのだが、どうやら今日も勉強らしい。

優等生か、と言ったがそういえば彼は優等生だった。





「A!ちーっす」

「はよー」
「おー西田。おはよ」

「俺は無視か!?
挨拶してやったのに!」

「…加藤もおはよ」
「おう!」


彼と他愛もない話をしていれば急に割り込んできた奴ら。

まあ、派手な奴らだ。
普通にいじめもするし、好き勝手やっている。

前のクラスで一名餌食になったらしい。


俺はそいつらが好きではない。
このクラスの大半がそうだと思う。

恐らく怖いのだ。

誰がいじめるヤツらを好きになれようか。
誰がいじめるヤツらを恐れないだろうか。


だから、前にAに怖くないのかと聞いてみた。
するとあいつは笑って言ったのだ。


「何言ってんだよ。
いい奴だろ?あいつらは」

怖がってなどいない。
むしろ対等な立場として、奴らを見ていた。


まあ、大抵仲良くしておけば大丈夫だ。

隣に異常なやつがいるから霞んでしまうだけで、俺は充分やっていける。

でもあいつの為なら別にいい。


俺はあいつの為なら脇役でもいいんだ。

3 話→←1 話 本当の姿は



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かミエ(プロフ) - ヒグレキさん» 黒尾がいる限り、きっと彼は幸せですよ……(`・ω・´) (2017年11月22日 17時) (レス) id: 450affa156 (このIDを非表示/違反報告)
ヒグレキ - とっても良い物語だったわ!夢主くんは幸せになったかしら、、 (2017年1月21日 8時) (レス) id: 3bbc5d11c3 (このIDを非表示/違反報告)
かミエ(プロフ) - √0さん» ありがとうございます。そんなことを言ってくださるとは…! はい、これからも努力させていただきます! (2016年12月11日 21時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
√0(プロフ) - 初コメ失礼致します。とても感動するストーリーでした‥‥!この様な文章を著す事の出来る作者さんに、感銘を受けました!これからも頑張って下さい! (2016年12月1日 7時) (レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かミエ | 作成日時:2016年10月24日 21時

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