68 話 ページ22
みんながいくら殺る気を出したとしても大事なのはやはり任務の成功。
「お前ら逃げろって言ったろ！
俺たちの任務はタズナさんを守ることだ！！」
先生は納得のいっていないご様子。
此処で一番の決定権をもっているのは、明らかにタズナさんだろう。
「おっちゃん…」
『どうするの？』
これは任務だから、タズナさんがいいと言えば戦うしダメだと言えば逃げる。
さあ、どちらを選ぶ。
「…この期に及んで超命が惜しいとは言わんぞ。
済まなかったな…お前ら。
思う存分やってくれ。
守られて当然とは思っとらん。
…だろ？Aよ」
『！……ああ』
…俺はタズナさんを見くびっていたようだ。
俺の忠告なんていらなかった。
最初からこの人は_____
「と、いうわけだ」
『覚悟はいいかなぁ？』
「ギッタンギッタンにしてやる」
許可が出て更に殺る気が出た俺たちに、再不斬は「成長がない」と言った。
笑いながら。
「俺はもうお前らの歳の頃にはこの手を血で赤く染めてんだよ…」
再不斬がそう言うのはある事件があったからだ。
昔霧隠れの里は"血霧の里"と呼ばれていた。
忍者になるための最大の難関
生徒同士の殺し合いがあった里だ。
二人一組になって殺り合う地獄の卒業試験。
しかしある事件があってから大変革を遂げざるをえなくなる。
悪鬼が現れたためだ。
その悪鬼は
なんの躊躇もなんの躊躇いもなく
忍者の資格も得ていないのに
100人を超えるその年の受験者を喰らい尽くした。
その悪鬼は勿論、
「楽しかったなぁ…あれは」
再不斬に決まっている。
再不斬は笑顔でそう言った後、怯んだサスケに襲いかかった。
…させるか。
足は動くな。頭は動くな。
じゃあ、動ける俺がカバーするしかないだろ。
俺はサスケの前に立ち塞がり攻撃を受けた。
『…！！ガハッ！』
「Aくん！！」
思った以上に重い蹴り。
やっば、血が出た。
それに
頭がクラクラする。
再不斬は容赦なく、俺に二つ目の攻撃を浴びせようとしていた。
要は地面に叩きつけようとしているわけだ。
だけどここでやられたままだったら、助けに行った意味がないよね。
反撃。
二つ目の攻撃を足で防いだ。
その間に手でクナイを持ち、投げつける。
上手く心臓部分に貫通し水分身再不斬は倒した。
…うわ。
視界悪。
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夏樹(プロフ) - 白君！再不斬くーん！寂しいっ...夢主の存在を否定せずにいてくれてありがとおおお！（（ はい、これからも楽しみにしています！ (2016年4月27日 0時) (
レス) id: d97f9ab40d (このIDを非表示/違反報告)
カミエ(プロフ) - 夏樹さん» そ、その考えは無かった…！結果はこうなりましたね（笑）これからもよろしくお願いします！ (2016年4月26日 18時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - キャー痛い！痛い！千本痛い！このまま千鳥受けちゃうとか！？そしたらまたちょっと可笑しな柱間さんとコンニチハ だよｗ (2016年4月25日 23時) (レス) id: d97f9ab40d (このIDを非表示/違反報告)
カミエ(プロフ) - アオバさん» ありがとうございます！そしてすみません… 。続編の説明で書かなくてはいけないのを思いつきまして、急遽載せたので続編のヤツが出てしまいました。お気になさらず… (2016年4月5日 22時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
アオバ(プロフ) - いつも楽しみにしながら見てます！！！続編凄いですね！！これからも更新頑張ってください！！ (2016年4月5日 17時) (レス) id: 7913581de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かミエ | 作成日時：2016年2月21日 15時
