7:うちはマダラ ページ10
「“うちはA”さんを、助け出すのが今回の任務ですか！」
「そうだ！リー！」
里の入口で、ゲジ眉全身タイツコンビが、大声で語り合う。暑苦しい。
「無駄話をするくらいなら、早く行こう。ガイ」
正直、顔すら見たことない奴を助けに行くのが、面倒でならなかった。
一秒すらムダにできないネジは 、心中で舌打ちをした。
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私が目を覚ますと、私は丁寧に誰かの上着の上に寝かされていた。拘束具無しでだ。
「いっつ……」
殴られた頭を押さえながら、起き上がる。さらわれた時の、衝撃のせいか記憶がぼんやりしている。
完全に覚醒しきれていない中、暗闇の中から仮面の男が突然現れた。
「覚めたか、A」
「…あなたは…」
「俺はうちはマダラだ。」
「マダラさん…。何故私をさらった？」
「ふん…それを先に聞くか。まあいい」
今は亡きはずのマダラと名乗ったその仮面の男は、こちらに歩み寄り、目の前でしゃがんだ。
「単刀直入に言おう。娘、俺に力を貸せ」
「…なぜ？マダラさん程の人間が…なぜ私の力なんか…」
「お前の兄、うちはサスケ…そしてうちはイタチ」
唐突に愛する兄の名を出され、冷静を装ってた表情が歪む。 そして、本能的に警戒してか、 相手から一歩後退った。
「イタチは今、俺の手がすぐ届く場所にいる」
「えっ……うそ…」
「信じるのはお前次第。…時期にイタチはお前達兄妹の前に…姿を現すだろう」
＿＿＿＿イタチが、会いに来る
その言葉に嬉しさがこみ上げ、目を見開く。
「俺に力を貸せば、イタチのいる場所を教えてやろう。」
「！、まだ質問は残ってる…なぜ、サスケでなく私を？ 私よりサスケの方が強いのに」
男は己の顎をさすり、考える素振りをとると、その手で天井を意味深に指差し、答えた。
「“ アイツはある奴に狙われている ”からだ」
「狙われてるって、誰に？！」
「これ以上いうと、お前がそちらに動く。」
「そんな………でも」
更に質問攻めをしようと開いた私の口を、男の手が塞いだ。男は外の方を見ている。
何かが来たのだろうか？
「お前を助けに来たようだ」
「えっ」
「A、今日はお前を帰してやろう。 だが家に帰ったらちゃんと考えるんだ。
「＿＿＿＿地獄をみたくなければ、俺の元に来い」
歪み始めた闇の中に男が吸い込まれて行く。
「＿＿＿＿いつでも歓迎しよう」
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深雪 - とっても面白いです!続きがすごく気になります!更新大変だとは思いますが、頑張ってください(≧▽≦) (2018年8月8日 14時) (
レス) id: 2f5af6b4dd (このIDを非表示/違反報告)
ねこメ - 更新停止中なのが勿体無いくらいとても面白いです！続きがすごく気になりました！お忙しいとは思いますが、更新されるのを楽しみに待っています！ (2018年8月4日 1時) (レス) id: 9bbab6553f (このIDを非表示/違反報告)
ZIN - 更新楽しみに待ってます！ (2018年2月6日 5時) (レス) id: af655f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - この小説大好き更新頑張って下さい！ (2018年1月4日 22時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 黒氷雨さん» 更新待ってました楽しみにしてます☆頑張ってください☆ (2018年1月4日 19時) (レス) id: d0e46f9e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒氷雨 | 作成日時：2017年11月18日 20時
