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三十五話 ページ35

「Aちゃーん!!」
「っえ、」

中原さんと話していると、後ろから誰かに抱き着かれた。
この声は、

「だ、太宰、幹部ですか?」
「中り〜!」

「何故私は抱き着かれてるのでしょうか?」

「・・・何となく?」
「え」

何となくで最年少幹部に抱き着かれる私って…。

ていうか中原さん、顔怖いです。

「云っとくがなァ、太宰。それセクハラだぞ?」
「あれー?なんか小さい人が喋ってるー。聞こえなーい」

「手前っ…!!」

嗚呼、又た始まる。

・・・太宰幹部、いい加減に放してくれないかな?
あ、でもいい匂いする。


如何しよう。二人の喧嘩に巻き込まれる。


抑も何故私が・・・?


「Aちゃん困ってるじゃないか!」
「そりゃ手前の所為だろーが!」

否、どっちもどっちですってば。

「あ、織田さん、助けてくれませんか?」
「ん?・・・太宰、Aが困ってる」

偶々通りかかった織田さんに救出される。
太宰幹部、織田さんの云うことは素直に聞くんだよな。


「有り難う御座います。助かりました」

「・・・私に抱き着かれるの、厭だった?」
「いえ、そういうわけでは…。只、間に挟まれて喧嘩されるのが厭だっただけです」

「・・・何か、済まねぇな」

中原さんが申し訳なそうに云った。

「あの、謝っていただかなくても・・・・」

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Smile - 読んでてとても楽しかったです!!!続編待ってます (2018年1月16日 20時) (レス) id: 7981af13dc (このIDを非表示/違反報告)
団子 - 続編読みたいです!頑張って下さい! (2017年11月11日 16時) (レス) id: 565b1876f3 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - すごく面白かったです!織田さんとの恋愛が読んでいて一番印象的でした。続編、楽しみです! (2017年10月8日 3時) (レス) id: eef365d12e (このIDを非表示/違反報告)
ぐーさん - 初めまして。あもサン (2017年5月30日 23時) (レス) id: 18ff760733 (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - この作品、何回も読み直すくらい大好きです!!主様、頑張って下さい。 (2017年3月31日 22時) (レス) id: f4f41de96b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あも | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月31日 18時

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