二十三話 ページ23
「嗚呼、そういうことね。
そういえば、Aちゃんに訊きたいことがあるのだけど」
「何でしょう？」
「芥川君、やけに君に君に懐いてるようだけど・・・何したの？」
「・・・多分、彼に勝ったから、ではないでしょうか？」
「勝ったの？ っていうか何時の間に勝負してたの？」
太宰幹部が苦笑した。
「けれど、芥川君に勝ったなんてね。彼は曲がりなりにも異能者だ。異能の使い方はまだまだ未熟だけど、彼が成長しているのは確かだし、今でもまァ、そこそこ強い。
_____なんて、本人は絶対云わないけどね〜。
Aちゃん、どうやって勝ったの？」
「・・・」
太宰幹部は笑っていた。
目以外は。
矢張り、此の人はマフィアなのだ、と実感した。
此の人に嘘を吐いても仕方がないだろう。
では正直に云おう。
「異能です」
「え？」
「私が異能を持っているからです。異能なしでは彼には勝てなかったでしょう。
少なくとも私は、彼より異能を上手く操れますから。
屹度、それが一番の勝因でしょうね、異能がなければ私は死んでた。
少なくとも、この頬の傷だけでは済まなかったでしょう」
「異能持ちだったのだねぇ。どんな？」
「一言で云うと、
_____"水を操る異能力"です。
詳しくは"ありとあらゆる水分を固体化し、それを操る異能力"。
謂わば、水から氷を造り、それを操れる・・・ということです。
氷で拘束したり、氷柱を作って武器にしたり、氷城を造る事も出来ます。
_____そこに水さえあれば幾らでも。
水が無ければ意味の無い異能力です」
×××
川端A
20歳
身長→162��
体重→45��
【雪国】
ありとあらゆる水分を固体化し、操る異能力。
時間が経てば溶ける。
霧などからも造り出せる。
但し、水が無ければ不可能。
異能力名、苗字は川端康成著『雪国』から。
×作者×
私的には氷像コンテストとか優勝だなって思いましたね！・・・くだらないですね。
今回は珍しく基本設定のみ。
お話から夢主ちゃんの容姿、性格を知ってもらえたと思います。思いたいです。
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Smile - 読んでてとても楽しかったです！！！続編待ってます (2018年1月16日 20時) (
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団子 - 続編読みたいです!頑張って下さい! (2017年11月11日 16時) (レス) id: 565b1876f3 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - すごく面白かったです！織田さんとの恋愛が読んでいて一番印象的でした。続編、楽しみです！ (2017年10月8日 3時) (レス) id: eef365d12e (このIDを非表示/違反報告)
ぐーさん - 初めまして。あもｻﾝ (2017年5月30日 23時) (レス) id: 18ff760733 (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - この作品、何回も読み直すくらい大好きです！！主様、頑張って下さい。 (2017年3月31日 22時) (レス) id: f4f41de96b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あも | 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月31日 18時
