【文スト】中原さんに貰われました。【中原中也】

花弁が十七枚 ページ18

「・・・それって、その、もしかして・・・」

「・・・・・プロポーズだよ。悪かったな。気の利いたこと云えなくて。」

「そんなこと、だって、私、」

「はっきりしろ！まどろっこしいのは嫌いなんだよ。」

「わ、私、私も・・・・

＿＿＿＿私も、好きです、だから、お嫁さんにしてくださいっ・・・！」

凄く、嬉しくて、笑顔で答える。
すると、中也さんはまた、ぎゅっと私を抱きしめた。

「中也さん・・・？」

「あー、もう、何でそんなに可愛いんだよ・・・。」

「かわっ、可愛いって・・・」

「お嫁さんにしてください、は反則だろ・・・。」

「えぇ？・・・・あっ！光里！光里は！？」

「大丈夫だ。既に助けてる。もうすぐ＿＿＿＿」


「ママー！パパー！」

たたたっとかけてくる光里。

「光里！」

光里をぎゅうっと抱きしめる。
ママー？どしたのー？と光里が笑う。

「善かった・・・・！」

「ありがとな。」

「いえ。中原幹部、お子さん居たんですね。」


「幹部・・・？」

頸を傾げると、中也さんはあー、こいつは部下だ。と答えた。

「中也さん、何処で働いてるんですか？」

「・・・・」

「云ってください。私は何でも、受け入れるつもりです。」

「・・・・・ったく、敵わねぇな。

────ポートマフィアの幹部だよ。」

「ポートマフィア・・・ですか。」

「驚かねぇのか？」

「・・・父も、ポートマフィアの構成員だったので。」

「何だ。そうだったのか。その、云わなくて悪かったな・・・。」

「いえ。・・・でも、中也さん、なんで此処が？」

さいごの花弁→←花弁が十六枚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す