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花六輪* ページ26

「すみません・・・お世話になります。」

「いえいえ、大丈夫ですよ。」

「・・・・・何でこんな奴に光里を預けなきゃ行けねぇんだよ・・・。」

「君ねぇ、ありがとうくらい云ったらどうだい?君達が新婚旅行に行く間に預かってあげるんだからさ。」

中也はけっとそっぽを向く。
Aが中也の腕を叩いた。

「中也さん、預かってもらうんですから、お礼は云わないと・・・」

「────あー!もう!判ったよ。・・・・・・・・ありがとな。」

「間が気になるけど、まぁ、良いか。」

「ったく・・・何で全員予定あるんだよ・・・」

マフィアの者は予定があり、無理だったのだ。
仕方がないと太宰に頼んだ中也だったが、いっそのこと、他の探偵社の奴に預けた方が良かったな・・・と思っていた。

「・・・・じゃあ、行ってくる。光里に何かしたらぶっ殺すからな。」

「はぁ?どっかの幼女趣味じゃあるまいし。早く行きなよ。」

太宰はAの方を向き、爽やかな笑顔で、

「ゆっくりしていってくださいね。光里ちゃんはちゃんと面倒見ますから。」

「ありがとうございます。」

「行くぞ!A!」

「あ、はい、じゃあ、宜しくお願いします。」

◆◇◆
「おにいちゃん、遊んでくれるの?」

「そうだよ。パパとママは今日と明日いないから、治おにいちゃんが遊んであげるからね。」

「わかった!」

「良い子だね。なにして遊ぶ?」

「んっとねぇ、おままごと!」

「よし、やろうか。」

◆◇◆
ご飯も済ませ、お風呂にも入り、ソファでのんびりしていた時、太宰が光里に話しかけた。

「光里ちゃんはパパのこと好き?」

「うん!大好き!」

「どんなところが好き?」

「んっと・・・優しいところと、いつもあそんでくれて、あと、ぎゅってしてくれたり、ふわふわーって浮かせてくれたり、あっ!お歌も歌ってくれるよ!」

「あの中也がねぇ・・・」
「?」

「ねぇ、光里ちゃん、パパが光里ちゃんの本当のパパじゃなかったらどうする?」

「パパじゃない・・・?パパは、パパだよ?」

「パパじゃなかったらの話だよ。」

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- すみませんコメ欄でパスワードをご教示されないという所を読んでいなくて不躾な質問をしてしまいました。申し訳ございません (2022年3月28日 18時) (レス) id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
- 弱虫彼女の言行録【中原中也】のパスワードをお教えください! (2022年3月28日 17時) (レス) id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
ミント - とても感動しました! (2020年8月17日 21時) (レス) id: ccb520a109 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - とても感動しました! (2020年8月17日 21時) (レス) id: ccb520a109 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨花火(プロフ) - あぁーもーこの作品す☆き☆これからも頑張って下さい!! (2018年8月19日 22時) (レス) id: c6a781ea39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あも | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huzisaki5  
作成日時:2018年5月22日 20時

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