２３８Q 「なんの話だよ…」 ページ21
純白の髪をした少し背が高い少女――白沢が
緋寄の顔の前で手をヒラヒラさせる
白「次は私ですよぉー」
ピョンピョンとはねて左側にサイドテールにした髪が可憐に舞う
緋「ゴメン、で何？」
白「これです！」
両手に透明の袋を持って緋寄の視線に会うように
差し出す
緋「種？」
白「はい！緋寄さんにぴったりな花ですよ！きっと
あ、すぐに植えてくださいね
時期に間に合わせないと！」
緋「う、うん。ありがとう？」
とりあえず種を受け取る
白「それじゃ、私も帰ります！」
そう言って別方向に歩いて行った
白沢の姿が見えなくなると緋寄は種の入った袋を見た
緋「なんの種なんだろう…？」
時「咲いてからのお楽しみ、ってか」
優斗(相変わらず、花が好きなんですね。薫さん)
６人は再び駅に向かって歩きだした
・
・
・
家でのこと
・
緋「ダイゴさーーーーん！！！」
なんて叫びながらごろごろと転がり
黒い３DSを持っている緋寄
時「緋寄の嫁はグリーンじゃなかったのか？」
テンションがハイの緋寄に対し時雨は冷静に言葉をかけた
緋「ホウエンではダイゴさんなの！！」
時「あ、そう」
時雨は３DSから目を離さず集中しているようだ
時「てか、発売してから３日でクリアして
デルタとか言うやつも終わっただろ」
緋「他の廃人は１日で終わってんだよ！こえーんだよモノほんは！
今はコンテストやってんの！あと賢さだけなの！」
早口で言ってところどころ聞き取れない時雨
時「で、なんで今ダイゴさん？？」
緋「息抜きにリーグに行ってる
ついでに旅パのレベル上げ
…ダイゴさん、なんだよそれイケメン過ぎ…」←
どうやら、ボールを投げるモーションに萌えているようだ
緋「ダイゴさんに会うためなら
滝でも登ります！！」←
時「五月蠅いし、こえーし、無理だし
それに会うのは緋寄じゃなくてハルカ(仮)な」
冷静に突っ込みを入れた
緋「ダイハルならロリコンぐらい許す！！」←
時雨は悟ったのでした、緋寄はポケ○ン関係では
末期だな…と。
時(いや、他のでも末期か
あいつら自分の部屋で勉強するって言って正解だったな)
・
――さあ、月が満ちたなら 役目は終わりさ お代は…分かってるよね？――♪
・
はぁ、と時雨がため息をついた時、緋寄のケータイの着信が鳴った
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紅鬼姫 - ありがとうございます！頑張ります！ (2014年10月26日 18時) (
レス) id: 6fedcef3a8 (このIDを非表示/違反報告)
カーマイン - 面白いです！続き楽しみにしてます!! (2014年10月20日 19時) (携帯から) (レス) id: e687b61eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鬼姫 | 作成日時：2014年8月25日 10時
