【ブラコン】「ねえ、おにいちゃん」

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『写真撮影するよ！枠の中に入って撮ってね！』

「ねえ、しゃべった！」

「…うん。」



あまり得意でないし、こういうのは苦手だから使い方がよくわからない…


だけど指示してくれたお陰で、なんとなくわかった気がする



「A、ほら、映ろう」

「うんっ」



Aを抱っこして、映るように枠の中に入る


『3、2、1…』


そんな声とともに、パシャリッと撮られて



「いおくんかわいー」

「Aの方が可愛いよ」



出来上がったプリクラには、笑っている僕たちが映っていた


……うん。やっぱり、Aの方が可愛い



「いおくん、またいっしょにとろうね！」

「そうだね」



また、撮ってもいいかな


僕はそう思って、微笑んだ。





__________



「いおにい、これ何？」

「えーと…あ、昔撮ったプリクラ」

「いおにい可愛い…」

「それこの時も言っていたよ」

「ね、じゃあ今から行こうよ、ゲーセン！」

「…………いいよ。けど今度は、Aがリードしてね。僕分からないから」

「大人にもなって？恥ずかしい〜」




こんな会話をするのも、あと数年後のお話。



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祈織のお話書いてませんでした！
すみません〜！

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