自慢の妹【昴】 ページ34
「すーばーちゃーん!!がんばれー!!!」
会場の中で、誰よりも大きな声で応援してくれる、俺の妹
今日はもう決勝で、これで勝てば全国に行ける大会だ。
そして、応援に来てくれたAと、雅にぃ、不服だがなつにぃもいた。
「お前、めっちゃ応援されてんな笑」
「嬉しいより恥ずかしい…」
「いいじゃん!良い妹だな!!」
チームメイトからはいろいろ言われて恥ずかしかったけど、胸を張って言える。
自慢の妹だ、と。
__________
「ねえまさくん、今、すばちゃんかってる?」
試合が第3Qに突入した頃、Aは雅臣に聞いていた。
どうしても昴に勝ってほしいA
どうしてなのか問えば、「すばちゃんのかっこいいところ、見たいから!!」という、なんとも子供らしい理由だった。
「え?そうだね…接戦かな」
「せっせん?」
「うん。えーと…まだ、分からないかな」
あはは、と笑いながらAに答える雅臣
その横では棗が真剣な眼差しで昴を見ていた。
この試合、勝つか負けるかで棗の機嫌が決まる。
まあ、勝っても負けてもダメ出しされるのは同じだけどな
棗の視線を感じとった昴は、呆れた表情でそう思っていた。
145人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふゆた(プロフ) - 結桜さん» コメントありがとうございます。皆さまに喜んでもらえるような作品が作れてよかったです!こういう濁らせた終わり方良いですよね!笑。 (2017年12月4日 2時) (レス) id: ad0bb92ab7 (このIDを非表示/違反報告)
結桜(プロフ) - とても素晴らしい作品で、読ませていただきありがとうございました!終わり方も好きです! (2017年12月3日 22時) (レス) id: fcdb1e4ccf (このIDを非表示/違反報告)
ふゆた(プロフ) - はるかさん» コメントありがとうございます。いい話と言われ、とても嬉しいです!のろまな更新ですが、これからもよろしくお願いします! (2017年8月22日 21時) (レス) id: ad0bb92ab7 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - なんか色々と感動しました。とてもいい話だと思います。次の更新楽しみにしています (2017年8月22日 1時) (レス) id: 1a2ce76703 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆた(プロフ) - ニカ姫さん» コメントありがとうございます。最後まで頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!かめ更新ですが、頑張ります…!笑 (2017年8月3日 0時) (レス) id: ad0bb92ab7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふゆた | 作成日時:2017年7月20日 7時