*NO.200*好き。そしてさよなら。 ページ47
〜NOside〜
少女の全てが、スローモーションに見えた
少女は笑みをひとつ溢すとフラリと揺れ
ゆっくりと、ゆっくりと倒れていった
・
スティ「――――…っ!Aーっ!!」
少年は走る。
愛する少女の元へと、全力で。
*
〜Aside〜
気付いたら、私の体は愛しい貴方の腕の中にありました。
A「ス、ティング…」
スティ「A…っ」
力を振り絞って出した声。
凄い、掠れちゃってたね…
最期は大好きな貴方の傍にいれるみたい。
スティ「A…」
涙が出ちゃうよ
まだ、生きたい…。君の傍で笑っていたい…。
心が、叫ぶんだ。
お願い。まだ、生きたいんだ―…。
*
〜スティングside〜
彼女の滴り落ちる涙を拭って、決意した。
スティ「…A。」
オレはこの気持ちを伝える、と。
・
スティ「…A。オレ、Aが好きだ。」
______A『スティングっ!!(微笑)』______
スティ「君の事が、好きです…(微笑)」
*
〜Aside〜
「君の事が、好きです…(微笑)」
スティ「…!」
気づけば前以上に滴る涙の量が増えていた
スティ「…今のは、本気だから」
真顔で告げる、スティング。
私も好きだよ。大好き…。
私も気持ち、伝えなきゃ…
この体が、なくなる前に…!
A「スティング。私も…」
貴方の事が、初めて出逢った時から
「好きです。」
パアァァァ…
「「!?」」
私がそう言った時
体が光った
そして
スティ「…!!A、体が…っ」
A「…透けてる…」
そうか、もうさよならの時間なんだね。
A「…ごめんね。私、もういかなきゃ。」
スティ「…嫌、だっ…A…逝くなよ…っ
オレを、置いていかないでくれ…っ」
スティングは泣く
私も泣く
A「…スティング、私ずっと上で見てるから」
スウッ…
「スティング、ありがとう」
「さようなら。大好き―…」
楽しかったよ。
大好きだったよ。
今も昔も――――…。
・
スティ「…っ、Aーーーーーーーっ!!!!」
私は、消えた。
『やっと、伝えられた―――――…。』
今日のラッキーボカロ曲(現89曲迄)
83.右肩の蝶/鏡音レン
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あいり - 泣けました。他の作品も頑張ってください。 (2016年1月17日 22時) (レス) id: a37ba580dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりんこ - 枕がびしょびしょ(´;ω;`)(ToT)これから他に作品作って下さい待ってます(ToT) (2014年7月4日 0時) (レス) id: dd641d80dd (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - う、うわああああああああああああああん 涙がとまんないよーーーー (2013年10月22日 21時) (レス) id: 438ebd6b82 (このIDを非表示/違反報告)
★友紀☆(プロフ) - 涙が止まらないぞ← 続編逝ってきます、、、じゃなくて、行ってきます(笑) (2013年8月27日 22時) (レス) id: a5f1a87196 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - 亜弥(元アップルパイけケータイからのコメントさん» ごめん放置してた本当ごめん!!ありがとう!!俺もアップルパイ大好きだよ♪うん!ずっと友達…ね!良かったら番外編にも顔出してね〜。来てくれたら嬉しいっ☆ (2013年8月20日 16時) (レス) id: 90e17edb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴー | 作成日時:2013年5月2日 16時