*NO.169*助け ページ16
〜Aside回想〜←tk超久しぶりっていう((
ガシャンガシャンッ
静かな廊下に響く金属音。
その音を発てているのは紛れもなく私で。
A「っ…」
開く筈もないのに、
ちょっとの希望を持って鉄格子を揺らしているんだ。
A「誰か…助けてよ…」
涙は、とっくの昔に枯れ果てた。
ガシャンガシャンッ
ガシャンガシャンッ
ガシャンガシャンッ
立て続けに、音がなる。
その煩い音にも、なんだか慣れてきてしまって
なんとも思わなくなってしまった。
世に言う、耳慣れというものだろうか。
ガシャンガシャンッ
ガシャンガシャンッ
ガシャンガシャンッ
ガシャンガシャ…
私は1回諦めて手を止めた。
そしてある人の顔を脳裏に蘇らせる。
そう…私の、大好きな、大好きな、大好きな…
・
・
・
A「スティング…」
貴方を想って呟いた時、
頬を、生温かい何かが滑った。
A「…どうして…」
涙はもう、枯れ果てた筈なのに…
次々と目元に宿る、小さな光。
そう…私は今、泣いている…。
急かすように流れ落ちる光の粒。
溢れては落ち、床に吸い込まれてゆく…
これを繰り返していく内に
私の足元には黒い点々が。
A「ヒッ…ク…ス…ティングぅっ…((「A!!」…ふぇ…?」
急に誰かの声と、走ってくる音がした。
その声は、私が妖精の尻尾に入った時からずっと聞いてきた声で
凄く、久しぶりに聞いた声だった。
A「シェルっ!!(涙)」
シェル「Aっ!!待ってろ、今すぐ開けてやるからな…っ」
そう言ってシェル(人間姿)はどこから出したのか銀色の鍵で私の牢屋の錠前を外した。
やっと外に出れた私と
助けに来てくれたシェルは
私はミラさんとウェンディ、それにライフ…とか言う敵の魔力がする方向へ
シェルはグレイと敵のクロウ…の魔力がする方向へ別れた。
『また、会おう』
そう、残して。
今日のラッキーボカロ曲(現89曲迄)
83.右肩の蝶/鏡音レン
63人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいり - 泣けました。他の作品も頑張ってください。 (2016年1月17日 22時) (レス) id: a37ba580dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりんこ - 枕がびしょびしょ(´;ω;`)(ToT)これから他に作品作って下さい待ってます(ToT) (2014年7月4日 0時) (レス) id: dd641d80dd (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - う、うわああああああああああああああん 涙がとまんないよーーーー (2013年10月22日 21時) (レス) id: 438ebd6b82 (このIDを非表示/違反報告)
★友紀☆(プロフ) - 涙が止まらないぞ← 続編逝ってきます、、、じゃなくて、行ってきます(笑) (2013年8月27日 22時) (レス) id: a5f1a87196 (このIDを非表示/違反報告)
ぴー - 亜弥(元アップルパイけケータイからのコメントさん» ごめん放置してた本当ごめん!!ありがとう!!俺もアップルパイ大好きだよ♪うん!ずっと友達…ね!良かったら番外編にも顔出してね〜。来てくれたら嬉しいっ☆ (2013年8月20日 16時) (レス) id: 90e17edb19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴー | 作成日時:2013年5月2日 16時