出会い ページ3
《おいこら。聞こえてるか?》
《だめだよ。全然起きない》
《どうしようか・・・？》
《殴れば？》
《いや、だめでしょ》
《放っておくのは？》
《君は何を言ってるんだい》
頭の上から声が聞こえてくる。
意識がもうろうとして、うまく頭が回らない。
けど、不思議とその感じは不快ではなかった。
《おい、どうすんだよ。コイツ起きなきゃ俺らの仕事が進まねーよ》
《・・・別に、進めなくてもいいんじゃない？》
《君はサボり過ぎなんだよ》
このまま、できることなら一生眠り続けていたい。
何にも縛られず、何にも囚われることのない夢の中で、暮らしていたい。
《ﾊｧ)しゃーねーな。俺が起こしてやるよ！》
《え。ちょっ！？》
《もう手遅れでしょ》
《おぅりゃぁ！！！》
「っ！？いったあああぁぁ！！？」
その声と共に私の顔面を駆け巡る衝撃。
条件反射で、私は目を開いて叫び声をあげていた。
あまりの痛さに、私は顔を覆い、痛みをこらえる。
「ちょっと。暴力はダメだって言ったでしょ!?」
「でも、すぐ起きたじゃねーか」
「起きなくてもよかったのに･･･」
だんだんと痛みが引いていき、そっと顔を上げると目の前にはきれいな顔をした、3人の男の子が立っていた。
全員和服姿で、何処か人間離れした美しさがあった。周りにはなにもなく、真っ白な場所なのに、なぜか花が咲いているような錯覚に陥った。
大抵の人は、綺麗な人が目の前いたら見惚れてしまうだろう。私もその例外ではなく、馬鹿みたいに3人を見つめていた。
すると、そのうちの一人が、私の方をみた。
目と目が合うだけで、顔の温度が次第に高くなっていくのが感じられる。二人の視線は絡み合って、さらに自分の体温を上げる。
そんな時、相手の口が動いた。その人は、
「じろじろ見ないでくれる？気持ち悪い。」
と言いましたマル
「……は？」
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蓮牙(プロフ) - 白虎さん» ｳﾜｱｧｧありがとうございます｡ﾟ( ﾟ´д`ﾟ )ﾟ｡ コメント、すっごく嬉しいです！更新、頑張らせていただきます！！ (2014年11月30日 17時) (
レス) id: ee262b519e (このIDを非表示/違反報告)
白虎(プロフ) - 面白そうですね、更新頑張って下さい！ (2014年11月30日 17時) (レス) id: 6ab0f6639c (このIDを非表示/違反報告)
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