【TH】僕の恋人さん (ページ5)

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やはりブラコンページ5

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｢これ、おれんちの合鍵｣

はいと手渡されたまだ作りたての綺麗な鍵をもらって。

私にその鍵を管理できる勇気も自信も無く
1度は断ったものの

｢俺が信じてるからいいの｣
と押し付けられたのが昨日。

今日は仕事終わりに

ドユンオッパが私の家に遊びに来てくれている。

明日の仕事先の都合上
22時には出て行っちゃうらしいけど。

散々テレビゲームして
疲れて2人で夕食を食べる。

私が作った料理を振る舞えば

｢え、こんなに料理上手だったっけ｣
とぱくぱく口に物を運びながら驚かれた。

『実家暮らしの時オッパが全然帰ってこない間に慣れてた』

｢う、ごめんね？寂しかったよね

でももういつでも会えるじゃん｣

めちゃくちゃ美味しいよ、と甘やかすように
私の頭を撫でるオッパ。

照れくさくて顔を逸らすけど、やっぱり嬉しい。

私の兄離れはいつ来るのだろうか。

もう一生来ないんじゃないかとさえ思う。

ごちそうさましてオッパがお皿を洗ってる時
キッチンから｢なにこれ？｣とオッパの声が聞こえた。

｢これなんの鍵？｣

『…あ、それ』

キッチンの隣にある引き出しに入れておいたのだけれども。

オッパがガサガサしてる間に見つけたらしい。

『テヒョンさんの、鍵』

｢え？テヒョンイの？何で？｣

『えっと。関係が変わったというか』

｢…もしかして、付き合ってる？｣

小さく頷くと、｢え！！！｣と今日イチデカい声が聞こえた。

｢やっぱり！最近テヒョンイが俺と会う度にAの話してたから｣

『ちょっと！？』

オッパに何話してんのあの人！！

絶対いらないことばっかり言ってるじゃん、！

｢まさかAに彼氏ができる日がくるなんてね｣

何だか嬉しそうにしてるオッパ。

もう、とオッパから視線をテレビに移すとピンポーン、と音がした。