【おそ松さん】一松君なりの愛情表現

ちゃっかり ページ27

飲んでいたお茶を吹き出し
まだ何もしていないのにゼェゼェしている





「ッ、き、期待なんか
お前にする訳ねえだろしね！！

ふ、ざけんなクソ馬鹿女コロス」


『酷すぎる！』









一言吐くだけで毒の量が多すぎる


心臓に数十本矢が刺さった気がする









未だに、息切れをしながら
口元を袖で拭っている





目が合うとかなり鋭い睨みが飛ばされ

今にも噛みついてきそうな程だ









『ご、ごめんごめん
そんな食いつくと思ってなかったよ』



「く、食いついてねえよしね

今度おでん奢らせるからなしね」


『猛毒が語尾になってるんですけど』









‥‥‥って、ちゃっかり一緒におでん行く約束しちゃってるし、


私と関わりたいのか嫌なのか
既に分からずじまいである。









『じゃ、ちょっと買い物付き合ってよ』



「あ゛？」

『タバコ奢りますのでお荷物係になってください』





「‥‥‥‥‥‥はァ」






ため息混じりにこくりと頷いた彼を一瞥して
大通りを歩き始めた

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