第六話。 ページ6
＊＊＊ちゃんは、クラス全員を敵に回されてからすっかり生活が変わってしまったと聞く。
いやになったのか何なのか、もともと居たテニス部をやめて、今は(前は)帰宅部になった(だった)
辛かったんだと、思うよ。
それでも必死に生み出した苦肉の策なんじゃないかなって思うんだ。
誰かを敵に回すのが嫌なのなら、そもそも敵を作るような人間がいなければいい。
人間とのつながりを断ち切ってしまえば良い。
なんて思ってたんじゃないのかな＊＊＊ちゃんは。
テニス部でもそうされるのはいやだしね。
部活でもクラスでも居場所がないって嫌だな。
私でしたら、不登校します。
彼女は、そんな状況でもずっと学校に行き続けた。
たとえ、クラス全員から『居ない』と看做されていても。
彼女はずっと学校へ通い続けた。
それはどれだけ。
辛いことなんだろう。
どれだけ。
苦しいことなんだろう。
想像を絶する。
そんな様子に気付いた担任が、一度親を招いて保護者会を開いたって聞いたことがある。
そりゃあ一時期は収まるよ。
誰だって親は怖いし、担任も怖い。
だけど。
そんなの一時期しか効果がなかったんだよ。
ただのそんなのは鎮静剤にしかすぎなかったんだって。
そんなんじゃ、病気は治らないよね。
そんなんじゃ、彼女は救えないよね。
そんな、彼女を敵に回そうとしたのは、一人の女子だったんだって。
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骰(プロフ) - towameiさんの作品、読まさせてもらってます。なんとなくタイトルから気になって読んでみました。なんか身近に感じる話ですね。あ、でもホントに起きたら怖いです… (2013年3月16日 21時) (
レス) id: 864de9b633 (このIDを非表示/違反報告)
towamei - 多分、一番自分に似てるのコイツだ。唯理より似てる。 (2013年3月7日 18時) (レス) id: 764c4598d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nagame | 作成日時：2013年3月5日 20時
