【ツイステ】なんか表情動かないけど推しに囲まれてるんで幸せです。

11 私の今1番欲しいものはコミュ力です ページ11

｢え、あのそれなんスか？｣

｢これは私のタブレット...私人と話すのが苦手で...だからこれに代弁してもらってるの...｣

いやもう私何年も人と喋ってなかったんだよ？
それがいきなり子供たちに向かって自己紹介だと？
無理に決まってんだろ。死ぬわ。

｢すごーい！タブレットが喋ったー！｣

まぁ幸いちびっ子達の興味はタブレットに移ったようだった。

するとそこに

｢おやおや、お客さんかい？｣

と、今度は少し歳をとった優しそうな獣耳のおばあさんが出てきた。

｢あ、ばあちゃん。紹介するっス。この子はA。今日からここに住まわせてもいいっスか？｣

｢どうも...Aです...。｣

ひえぇこの人がラギーのばあちゃんなのか...見るからに優しそうな人だな

｢なるほど。もちろん大歓迎だよ。｣

｢本当っスか！？やった！｣

｢あ、ありがとう...ございます...｣

あぁ久しぶりに人から優しくされた...
もう何年もあの母親にきつくされたからなー
もう慣れたと思ってたけど...

｢うぅ...ぐす...っ...｣

｢ど、どうしたんスか！？｣

｢あ、ごめんなさい...人に優しくされたこと...無くて...｣

この世界ではな

｢...もう大丈夫っスよ...｣

ん？暖かい...？こ...これはもしやラギーに抱きしめられてる！？

｢ぇ...ぁの...｣

待って本当に待って
私前世でも男に抱きしめられたことなんてないんだよ！？
非リアだったんだよ！？
アッなんか悲しくなってきた...





｢おやおや。ふふふ、ラギーにも春が来たかね？｣

｢う、うるさいっスよ！｣

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