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薔薇の花びらは5枚散る ページ5

『ハァ…』


重い足取りで自分の教室までヨタヨタ歩く。


他のみんなは楽しそうなのに…


ガララッとドアを開ける。


私の隣は…吉良さんだ。


ハァ…普通そうな新八くんやナランチャくんがよかったな…


席をみる――――吉良さん座ってる。ダメだ。なんか気まずいんだよぉぉぉぉ


『はーやくどっかへー♪はーやくどっかへいってよねー♪』


と独りで歌ってたら後ろから声をかけられた。


「アンタさっきからブツブツ言ってるけどさ、何やってんの?」


『うおッ』頭にバンダナを巻いている男の子だ。


『な、何もやってないよー‥ハハハ…』


あっそと言って席に行ってしまった。


ハァァァァァ!こんなことしたいんじゃあなくてッ!席に座りたいのー!


よし。覚悟を決めよう。


席にたどり着く。
吉「…………………」『…………………』


何か声かけてくんないと困るよーッ!でも吉良さん、おとなしそうな雰囲気だから

「おはよう」とか「よろしく」とか


いらないか!


トントン、誰かに肩をたたかれる。

『はい?』


眼にマスクをかけたお男だ。こいつは変態4代王の中のメローネ《ジョジョの奇妙な冒険》だな。

メローネは私の体をジロジロ見るなりしてきた。


「君さ、健康状態は良好かい?」『…け、けんこーじょーたい?ですか??』


なんだ…いきなり変なこと聞きに来たぞ、コイツ…


『えーと…分かりません。』
メ「じゃ、オレが調べるね♪」そういっててを伸ばしてきた。


そのメローネを誰かが、ハリセンでぶったたく。


誰だと思い、見てみると…


眼鏡をかけた男が2人いた。

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作者名:紅月桜 | 作成日時:2018年12月12日 20時

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