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銃の手入れも終わった頃少し眠けがやって来たので横になった。目を閉じると同時にアッシュが身動ぎをしたのでうっすらと閉じた目を開けた。
『…横になれよ』
「ん…」
寝ぼけ眼でゴソゴソ動くアッシュを自分の横に横たわらせて毛布をしっかりかけてやる。背中に腕を回してゆっくりと叩いてやるとちらっと目を開けて俺をじっと見つめた。
「ずっと起きてたのか…？」
『まあな』
「…倒れたら承知しないからな」
『はは、手厳しいな、大丈夫だよ』
もう目はしっかりと見える様で俺の頬を両手で包んで満足そうににっこりと笑ってる。それがなんとも愛おしくて背中に回してた腕をぎゅっと引き、抱き寄せて唇にキスをした。
まだまだ眠そうなアッシュを再び眠りに誘おうと抱き締めたまま背中を撫でていると向こうからアレックスらの喋り声が聞こえて俺とアッシュは直ぐ様上体を起こして駆け出した。
「このバカ！！」
「ボス！」
「アッシュ！」
アレックスとコングが嬉しそうにアッシュの名を呼んだが俺とアッシュはとても焦っていた。
「なぜ仲間を一ヶ所に集めた…！少人数ならともかくこの人数で狭い地下に立て籠るのは自 殺行為だぞ！それがなぜ分からない！」
「ここがやつらに見つかるって言うのか？そんな馬鹿な！」
「そ、そうだよボス！地下に潜るなんて奴らが気づくわけねえよ」
『それがそういう訳でもないんだ。俺達は派手な陽動作戦をした、そしてマンハッタンの地下が“モグラの巣”だという事は調べればすぐに分かるんだ。そこを俺達が利用してる事も簡単に想像出来る』
短い沈黙が流れた。それを破ったのはシンだった。散らばるのに反対だと声を大にして叫んだのだ。
「上じゃあタコが手ぐすねひいて待ってやがるんだぞ！今のこのこと出てってみろそれこそ自 殺行為だぜ！」
「…地下に目を向ければあのホテルのすぐ近くにこの廃坑がある事ぐらいすぐに分かる。そこへ俺達の地上でのホームグラウンドを付き合わせればどの水路が通り道か簡単に予測出来る！」
背後で足音と英二の気配がした。きっとアッシュの叫び声で起きてきたのだろう。もうここから出る準備をしなければならないから起こす手間が省けた。
「人数てやつは何か理由がない限り目的地へは最短コースをとるものだ。つまりハーレムに通じる北のの本下水道とダウン・タウンに向かう南東の支水路だ！！」
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ゆうな(プロフ) - 葵さん» わ〜ほんとですか！？嬉しいです！！そうなんですよ〜！色々突っ込んでたら５作品目になってしまいました笑ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月4日 18時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 全シリーズ読ませてもらってます！もう5作品目ですね！！いつも楽しみに読んです！これからも応援してます！頑張ってください！ (2019年1月4日 15時) (レス) id: 0416d8cced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年12月31日 22時
