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気が付いたら寝ていた様でカチカチになっている体と首を動かしながら立ち上がる。寝るには不適切な体勢だった為、身体中が悲鳴をあげている。
心なしか地下も明るくて、日が出てるんだなとぼんやりと思う。
『はあ…疲れた』
周りを見渡すと雑魚寝もいい所だ。疲れの取れていない体をストレッチで軽く伸ばしつつマイクが大欠伸をしながら腕を伸ばすのを尻目に眺めた。
「あ゛〜…痛ぇ」
『全くだ。寝る体勢の事少しは考えておけば良かったな』
「あのまま寝るとは思わなかっただろ」
『それもそうだ』
携帯で時刻を確認すると昼の一時を過ぎた所だった。どうせ夜までやることは無いから起きてても仕方がないんだな。
『何時に予定したんだ？』
「10時」
鼠が壁際を足早に駆けていく。ドブ水の中を缶がたぷたぷと揺れながらゆっくりと流れて行った。
俺の携帯に通知は特に来ていない。スリープ状態にして胸ポケットの中へしまった。
「あいつらはどうしてるかな」
『分からない。だがじっとしてないだろうな？英二は頑固者だし』
「言えてる」
ハロウィンの夜からもう一週間近くは経っているだろうか。きっと驚いたのは俺たちだけじゃない。チャイニーズも、ダウンタウンの奴らだって驚き、戸惑っているだろうな。それに加え狼狩りと来た。お祭り騒ぎも良いとこだな。
「おっさんらは解剖に立ち会うと思うか？」
『立ち会うさ、ジャーナリストが情報をあやふやなままにすると思うか？』
「意地でも…ってか」
『そういう事さ』
コートを脱いで丁度良い大きさに丸めてそれを枕にして寝転がる。ずっとチカチカと瞬いている常備灯を見つめて今ごろ押し寄せてきた下水の臭さに顔を顰めた。
「…なあ、本当にゴルツィネだけだと思うか？」
『今の所は…な』
マイクもズルズルと座っていた状態から俺みたいに仰向けに寝転がった。
『死者が蘇ったかもしんないって言いたいのか？』
「その通りさ。俺らが今までやって来た仕事だってそうだろ？お前自分で外堀から埋めるって言ったじゃねえか」
『外堀はもう埋まったさ。だが袋の鼠状態なのは御互い様らしい』
「笑えねえ冗談だな」
はは、と短く笑いあって携帯を取り出し8時頃にタイマーをセットする。最も、タイマーがなる前には子分らの喋り声で起きる事になるだろうな。
『じゃあ今のうちに寝貯めしておく』
「おう、俺もそうするよ」
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ゆうな(プロフ) - えなさん» 私も毎晩泣いてばかりです………アッシュにとっては最高のハッピーエンドだったので私たちにはどうしようもないですよね……ゆっくり自分の中で納得のいく形で納めましょう…BFは立ち直るのにとても時間がいりますからね… (2018年12月23日 10時) (
レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
えな - あー、もう泣けます…いろいろ考えると本当にどうしようもないです…気持ちの整理がつかないです。 (2018年12月23日 2時) (レス) id: 590da95d14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 彩さん» ですね！！もしかしたら最終話以降撃沈して暫く消えるかもしれないです……笑私もようやっと再開させれてホッとしておる所でございます。ありがとうございます！どうぞこれからもよろしくです！ (2018年12月10日 8時) (レス) id: b1153871a1 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - アニメもいよいよクライマックスですね！なんだか辛すぎて観れないままでいるんですよね笑 ようやく主人公とアッシュがまた再開できて本当に良かったです！まだ狼狩りが続くんでしょうかね。これからの展開楽しみにしてます！ (2018年12月9日 21時) (レス) id: 97fafabb56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org
作成日時：2018年11月26日 22時
