…空腹な獣と餌… ページ27
「頼まれなくても…実は約束取り付けてたけどネ♢」
クロロを脅しのネタにして。
ヒソカは高い木の上から気配を探る。
「見ーつけた♡」
ヒソカは初動からAを殺す勢いで接近する。
突然現れたヒソカに驚き馬は後ろ足で立ち上がり
『大丈夫、大丈夫だよ。 落ち着いて』
馬の首をポンポンと叩き落ち着かせるA。
『可哀相な事しないで』
「君は驚かないんだね♧」
『驚きました…凄いスピードで。 静かにして下さい、この子だけ戻しますから』
ほら、あっちに真っ直ぐだよ、お行き。
Aは別荘の方を指さし馬の尻を少し強めに叩くと馬はその通り走り去った。
「馬って利口なんだねェ」
『あの子は特別。 犬みたいな性格なの』
誰もが恐れるヒソカに背を向けたまま答えるA。
『お話って？』
「実はねェ…話す事なんて無い、君と戦いたかったダケ♢」
ズズッとオーラを膨張させるヒソカ。
実体に変化は見えないが風船が膨らむ様にヒソカの体が山の様に大きな存在に感じる。
絶対に敵わない、空腹な獣の様な殺気と相手に明確に伝わる殺意がAの体を縛る。
『やめて下さいと言っても…無駄…ですよね』
「ウン♡」
『１０分程待って貰えませんか…その殺気をしまって…』
「その後なら何してもいいワケ♧？」
『…はい、貴方が望む最も残酷な方法でも。 出来れば一瞬で楽になりたいですけど』
ヒソカが見る限りAは疲れからか月明かりのせいか頬がこけていた。
実際疲れているのか、木に背を預けぼんやりとしている。
「何をしてるんだい？ 時間稼ぎにも念を発動させているとも思えない♤」
『…強いて言うなら待ってるんです。 貴方だって意味無く無駄死にしたくないでしょう？』
「ソレ、ボクの為だって言うのかい？」
『一応。 相手が…相手なので…』
ＰＭ １２：００にくるイルミの着信。
彼に『これから戦闘します』と言ったらどんな反応をするのだろうか。
『あ、きました』
胸ポケットからスマホを取る。
『Aです』
「だよね。 俺、Aに電話掛けたんだから」
その声はヒソカもよく知っているイルミ。
『ごめんなさい、少々手負いになるかもです。 でも相手に危害は加えないと約束して下さい』
「え？ 何それ？ クロロが襲ってきたとか？」
『いいえ。 イルミが教えてくれなかったヒソカという人と交戦しなくちゃみたいなんです』
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みお(プロフ) - あー…ほんとに主様の作品大好きです…。今日一気読みしてもうほんとに好きです(？) (2022年10月2日 23時) (
レス) @page48 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
和花 - 絵めっちゃうまいし、とても面白いです！他の話も読みました！ゆーじさんが描く話、とても大好きです！ (2022年2月9日 14時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - メッセージありがとう〜！もう週明けになっていたとは…時間の流れが早過ぎて驚いた。遅くなってしまって本当に申し訳ないです！スミマセン…!! (2019年2月25日 1時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - テスト前故しばらく浮上してませんでした...。気づいてなくてすみません(汗)桜の方、ちょっと覗いてみてください。更新はまだ先になります。次の更新も、楽しみにしててください！絶対ですよ！ (2019年2月22日 21時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - kayaさん» こんな自分がkaya様を何と呼べばいいのか…!!!?か…かや…kayaさん!!もー本当にイイ子だー…ちゃんと躾されていい友達にも恵まれて素晴らしい人生歩んでいそう。勿論辛い事もあると思うけれどそれでkayaさんの才能を潰さないようにね。kayaさんの夢、叶う事願ってるよ。 (2019年2月20日 1時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年11月4日 5時
