…互いの距離感… ページ33
『ご馳走様でした、お腹一杯〜』
「犬の食事並に早食いで助かった」
やたら爽やかな笑顔のクロロに単純なAは怒られずに済んだと喜ぶ。
甘い。 クロロはAをソファーへ移動させ、その上に正座させたのだ。
「ソファーの上で正座しても足は痺れないんじゃないかい♧？」
「問題無い。 時間は掛かるがソファーの不安定さでバランスを保とうとする。
全身の負担が大きいだけでなく精神面においても時間が掛かる分消耗するらしい」
「フェイタンの入れ知恵♢？」
「フェイは膝の裏に鉄パイプを挟ませ、腿の上に重石を乗せていたな」
『ちょっとそこの２人――!! 物騒な話し平気でしないでよ!!』
ヒソカの
ソファーとAをガムとゴムの性質を利用してくっつけておく。
『覚えてなさいよ!! ２人共絶対に訴えやるんだから――!!!』
「幻影旅団と戦闘狂を訴える、か。 逮捕も裁判も相当長引きそうだな」
「えー…ボクも？ 面倒臭いからパス♡」
パスする、しないという話では無い筈だが。
警察が彼らを捕える事が出来ないのだから有り得ない話。
「夜中にひとりで出歩くな。 仮にもAは女だ、悪い輩に狙われたらどうする」
『仮にもって失礼でしょ!! 侮辱罪も追加だからね!!』
「加えてヒソカに念能力を見せたそうだな、俺には見せられない念か？」
『プライバシーの侵害!! こんな事されたから絶ッ対に言わないんだから!!』
「なら仕方無い。 いずれ言わせて下さいとその口から言わせるまでだ」
「最ッ悪!!」
「褒め言葉だな」
泣き虫で怖がりだったAだが逞しくなったものだと思うクロロ。
そうせざるを得なかったし、そうなろうとAは望んでそうなった。
その対価として人間関係と女性らしさを捨てた。
要らぬ希望を持たぬ様、自分を戒め生きてきた。
「ボクこういう趣味も興味も無いんだよねェ♤ クロロもそうだと思ってたんだけど♢」
「俺だってこんな趣味は無い」
「じゃあ何でこんな事するかなァ♧ Aは蜘蛛じゃ無いんだよネ♡？」
何故だと改めて問われると何故だろう。
Aの行動制限をする資格は自分に無いのか…とクロロは顎に手を当て考える。
「Aに欠けている一般教養…的な？」
「ソレ、クロロの役割？ Aはもうひとりで大人になったレディーだ♢」
胡散臭い顔をしてるのにヒソカは実に的を突いてくる。
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みお(プロフ) - あー…ほんとに主様の作品大好きです…。今日一気読みしてもうほんとに好きです(？) (2022年10月2日 23時) (
レス) @page48 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
和花 - 絵めっちゃうまいし、とても面白いです！他の話も読みました！ゆーじさんが描く話、とても大好きです！ (2022年2月9日 14時) (レス) id: 7730c8acb7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - メッセージありがとう〜！もう週明けになっていたとは…時間の流れが早過ぎて驚いた。遅くなってしまって本当に申し訳ないです！スミマセン…!! (2019年2月25日 1時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - テスト前故しばらく浮上してませんでした...。気づいてなくてすみません(汗)桜の方、ちょっと覗いてみてください。更新はまだ先になります。次の更新も、楽しみにしててください！絶対ですよ！ (2019年2月22日 21時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - kayaさん» こんな自分がkaya様を何と呼べばいいのか…!!!?か…かや…kayaさん!!もー本当にイイ子だー…ちゃんと躾されていい友達にも恵まれて素晴らしい人生歩んでいそう。勿論辛い事もあると思うけれどそれでkayaさんの才能を潰さないようにね。kayaさんの夢、叶う事願ってるよ。 (2019年2月20日 1時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年11月4日 5時
