リカイスル コト ページ44
「A、命令したよね。
過去に関する質問は俺以外には答えるなって」
『…ちゃんと…守ってます』
「今教えてよ」
『上…ヒソカさんが居ますよ？』
「俺だけに聞こえる様に声を小さくすればいい」
そんな事をしたってヒソカなら聞こえるだろ、とイルミはちらりとヒソカの方を向く。
肩をすくめおちゃらけるヒソカだがちゃんと分かっている。
イルミなりにヒソカに詫びているのだ。
『…いつかは覚えてないけれど…私の中に他の何か…意思みたいなものが入ってきたんです…
嘘じゃないです…』
「うん。 信じる」
アルカの中の “ ナニカ ” もある日突然出現した。
『その直後…念が急に目覚めて…オーラが出過ぎて…死にそうになって…』
オーラを垂れ流しにすれば死に至る。
『…その時に…私の中にいる何かが… “ 生きろ ” って…眩しい光に包まれて…』
手術室でシルバとゼノが見たという光の事だろうとイルミは思う。
『その光が…オーラを止めてくれて…助かったんですけど…』
「念の師匠は居なくて、オーラの流出を防いだのは光だけ？」
『はい、その中は気持ち良くて…身を任せていて気がついたんです。
この光みたいになれば死なないで済むかもって…それで
「…念はやっぱり全部自己流か。
『二ヶ月位？』
「まさか…二ヶ月光に包まれたまま？」
『…はい…え、えへへ…』
「……」
やはり彼女に念の才能は無い。
しかし目覚めてしまった念のせいで覚えるしかなかったのだ。
「今日はもういい、また今度聞く。 本当はまだ外に出ちゃいけない状態なんだから」
『…ごめんなさい…ねえ、イルミ…』
「なに」
『人は私を…みんな怖がった…イルミも…私が怖いですか？』
「……そんな訳ないだろ」
怖い。
怖くて堪らない。
Aがどこかへ行ってしまうんじゃないか。
AがAじゃなくなってしまわないか。
考えただけで死にたくなる絶望を味わい、悩み苦しんだ。
しかし、体が引き裂かれる様な痛みさえ感じなくなった時
本当に自分は人間ではなくなるのだと思う。
「ヒソカ」
「うん？」
「Aを病室へ戻してくれ。 執事邸から連絡あったよ、強引に連れてかれたってね」
「ククッ」
「お前を殺すってさ。 Aを連れ出した罰。 相手してきなよ」
「えぇー…彼ら弱いから興味無いんだケドなぁ」
.
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ゆーじ - まみさん» 完結コメありがとうだよー！束の間の時間だけど勉強から解放されて研修行ったり実技に今は時間を使ってて、ごめんね。次の定期テストもう結果必要ないし（うへへ！まみ様のページ見てるよー！火曜また遊びに行きます！ちびちびクロロ夢書いてますがいつになるやら（汗。 (2018年3月7日 22時) (
レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - ゆっくりゆーじ様のペースで更新なさってください。これからも期待しています。そして、長々と申し訳ありませんでした。失礼します。 (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - そして、これからも良かったら私の作品にも来てくれると嬉しいです。ゆーじ様の作品を読んでると勉強になることが沢山あるのでこれからも参考にさせてください！ゆーじ様には聞きたいことだらけです笑次回も小説はお書きになりますか？ (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - お久しぶりです。完結のさいにコメントできなくて申し訳ありません。最近自分の作品もろくに更新できずです。やっぱりゆーじ様の作品はいつ読んでも素晴らしいです！まだまだゆーじ様の作品が、読みたい、と共に、更新しなきゃ、と焦っております笑、 (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» あかり様見ててくれたんですか！？うわー！！感激ﾒﾛﾘﾝｯ!!!!!ありがとだよー！！ワンピ２本、ハンター１本ネタデリートしたら書くの止まっちゃって（汗。いつも完結に悩みます。次どうしよーって焦ってますが頑張ってみますね！発表出来る物が仕上がりますよーに！ (2018年2月22日 18時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年1月16日 9時
