13：行くあて〜夢主SIDE〜 ページ15
「ついたーーー！」
空港をでて大きく伸びをする。
長時間座りっぱなしはさすがにきつい。
いくらランクの高い飛行機でこうも長旅だと疲れるものだな。
……とはいえ、今のぼくの表情は喜びに満ちているだろう。
たしかに疲れたは疲れたのだが、家にいてはこうも清々しい疲れは感じられない。
むしろ新たな土地で活動できることに今すぐにでも駆け回りたいほどウキウキしている。
さて、まずは何をしよう。
宿をとるにはまだ早い時間だ。
荷物もさほど多くもないし、歩くのにも支障はない。
ならばまず、一度食事をとろう。
ここらへんでおいしいと言われる飲食店に入って店員さんにでも△△△市の情報でも聞こう。
そうと決まればとりあえず徘徊すべきか。
歩きながら地図をめくり、△△△市の方面に向かいながら飲食店を探す。
10分くらい歩いたころだろうか。一つのカフェレストランに目が留まった。
「わー…オシャレ」
白とクリームの明るい照明が特徴のオシャレなカフェレストランに心ひかれた。
……よし、ここにしよう。
そう思い、店の中に入る。
いらっしゃいませ。という店員の声を聞き入れ、言われるがまま席に着席する。
メニューの一覧を見ているとき、ふと、自分がフードをしたままだと気づく。
…いけないいけない。 室内に入ったんだから、さすがにフードぐらいはとらなきゃね。
フードをとったあと、ぼくは再度、メニューに目を向けた。
……どれもおいしそうで悩む。
とりあえず呼び鈴を押し、ぼくは店員さんにおすすめを聞いた。
コーヒーと煮込みハンバーグセットがおすすめとのこと。
ぼくは短く、じゃあそれで。 と注文を済ませた。
料理が来るのにそう時間はかからなかった。
出された食事にナイフとフォークを入れ、切っては食べてを繰り返した。
美味しいな。 と思いながらも黙々と食べ続ける。
食事中、携帯や何かを弄らないのはゾルディック家での習慣で、テーブルマナーも一通りできる。
そのため店員からは好奇な目で見られることが度々あった。
「君、おいしそうに食べるね」
突如落ち着いたトーンの男性に声をかけられる。
顔を上げると、そこには男性が三人いた。
眉のない、金髪の長身の男性。
150ｃｍちょっとくらいの三白眼が特徴の小柄な男性。
そして声をかけてきた黒髪に額を布で覆った男性。
ぼくは食事の手を止めた。
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RT - とても面白いです！続編頑張ってください！ (2018年8月30日 15時) (
レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - 続編が出るのを心からお待ちしております！ (2018年2月23日 13時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
シベリアンハスキー(プロフ) - 凄く続きが気になります！！更新お願いします！頑張ってください！！ (2017年10月29日 3時) (レス) id: a9a6ccf11e (このIDを非表示/違反報告)
お凛 - すごく面白い！続きがとても楽しみです！更新頑張ってください^ ^ (2017年9月7日 13時) (レス) id: 86a1ba0e04 (このIDを非表示/違反報告)
カクテル - 更新早くお願いします！（＾∇＾） (2017年8月16日 16時) (レス) id: 1f958aadd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2017年3月25日 2時
