復讐学園高等学校へようこそ。２【オリジナル】

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柊さんはすごく不満げな顔で先生を睨みつける。

でも先生はそんなことお構いなし。


そしてゲームは唐突に始まった…。

命がけの裏切りゲームが。


バンッと電気が落ちる音いきなりの事に驚いた女子達が悲鳴を上げる。

「な、なに!?!?」

水面をぼんやり照らすユンちゃん達の光はいつの間にか消えていて本当の暗闇。

いつの間にか窓なんてなくなって光は一切入らない暗闇。

だから目が慣れることもない。

全員ただただ慌てて叫ぶばかり。

「皆落ち着いて!!!」

「ちょっと押さないでよ!!!」

「ぐぁあああ！！！」

「えっ、なに!?!?」

「早く明かりつかないのぉ!?」

バンッとまたさっきと同じような音がなってようやく電気がついた。

確かに明かりはついた…でも明かりは何故か赤色。

怪しげな紫と赤のライトが私達のいるプールを照らしていた。


「皆様、今からゲームを行います。

プールの上にある透明な橋にお集まりください。」


私と來子は怯えながらもあたりを見回す。

すると向こうのほうに下の大きなプールが透けて見える橋。

幅は人が一人通れる程度。


私と來子は動く気が全くなさそうな柊さんの浮き輪を引っ張りながら橋まで行った。

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