谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ48)

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四十六話ページ48

赤葦side

とても、ここは学校の側とは思えないほどの暗い森に、あのミドルブロッカー三毛谷環が血を流し木にもたれかかっていた。目線の先には見た事も無い姿の幼なじみのA。

赤「あれが…A…なのか…？」

近づいただけでも噛み付かれそうで、とても怖いと思った。でも、誰かが俺の手を取って恐怖を取り除いてくれるようだった。

？「お前なら、救えるであろう。力を貸してやろう。」

赤「貴方は、いったい誰ですか…」

黒いマントを着ている優しそうな男の人。彼は、いったい…

月島side

近づけない…足がすくんで歩くことさえ、立つことさえままならない…これがヴァンパイア本来の力…僕は、ヴァンパイアの彼女の近くに寄ることさえ出来ずにいた。何て、弱いんだろう…救う？でかい事だけ言ってる傍観者じゃないか。

？「それがお前の、あの小娘に対する感情か。」

月「誰だ…僕だって、助けたいんだ！！」

？「なんだ。まだ残っているではないか。あの少年にはドラキュラがついておる。力を合わせて救って見せろ。」

白い髪の女が僕にまとわりつく。赤葦さんにドラキュラがついている？なら、この人は…カーミラ？そんなこと、どうでもいい。助けてみせる。

Aside

暗い…息をするのも困難になってきた…誰か…誰でもいい…助けて…

『A！！手を取って！！』

『A、聞こえてるでしょ！？』

“さぁ、こちら側に戻っておいで！！”

手を伸ばすと、2人の知っている手が伸びる。知ってる…知ってるよ…この感じ…後ろから背中を押しているのは…

『お母さん…』

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オチとはいったい…？続きます！！

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