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王子様 3 ページ3

...









それから30分ほど経つと

智洋が部屋着を着て出てきた








相変わらずオフ感が私は大好きで



毎日一緒にいても
胸のドキドキは鳴り止まない





『智洋はさ、』




「ん?」





『どうしてあの時、私にファンサしたの?』









そう聞くとふはっと笑う智洋






「そんなの当たり前やんか」









「俺らの出会いは運命なんやから」









.









.









.









初めて、大好きなアイドルのライブに行く日




雑誌読んで
どんな服装が好きなのかなとか調べて





出来るだけ
彼のタイプに合わせてきた








化粧もナチュラルメイクにして

濃くしすぎず
すっぴんに近づけて








服は濃い緑のパーカーに
黒いズボン

足はハイカットを履いて
キャップをかぶった






うちはには


智洋 の文字と


手降って









アイドルだし、ファンサ貰うのは
そんなに珍しくない。









そう思っていた、でも









「ねえ、神山くん来たよ!!」





『何かこっち見てる…?』









彼は3秒ほど私の目を見つめて







思いっきり笑った









その時に見た彼は





今まで見てきた中で1番輝いてた









何度も色が変わり
動き回るスポットライトのせいでもあって








彼の周りには

綺麗なオーラが見えた









ああ、やっぱり好きだなって


かっこいいなって









彼はそんな気持ちを私に教えてくれた









『貰っちゃった…』









ライブが終わり




賑やかな会場









外に出ても写真を取る子や

泣きわめく子

銀テープの譲り合いをしてる子など





様々だった







けど私は
そんな状況じゃなくて




とにかく信じられなかった









同じ人に私の大好きな自担に




投げチューとウインクと手振り




ファンサを3回も貰った





それだけじゃない






『サインボール…』









そこには


付け足されたかの様に


違う色のペンで







服、似合っとるよ
来てくれてありがとう
また来てな、待ってる






また、会いたい









そう、書かれていた









.








.








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雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年5月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃらめる | 作成日時:2017年3月19日 8時

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