王子様 ４ ページ4
…
そんな夢見たいな話が信じられなくて
とりあえず1人になりたくて
誰もいない裏の方へ回った
『誰も、いない、よね？』
誰も居ないことを確認し
壁にもたれかかる様に座った
胸に手を当てると
まだドキドキとなる音
彼は罪な人だな…
ボールを渡す時
確かに私に合図を送った
“ 行くで ？ ”
彼はそう口パクで呟いて
私の目を見ながら
私のへ方向へ投げてきた
キャッチした瞬間
また彼と目が合って
また、私の大好きな笑顔で微笑んだ
『これ、皆にやってるのかな…』
ファンサを貰えた
とはいえこれは
滅多に会えないアイドルとファンが
1年に1度会うか合わないか程度で
触れ合うことが出来る機会なだけ
アイドルが一般女性に
意識する事なんて
絶対にあり得ない
だから、皆に同じ対応なのかなって
そう考えると
胸が痛くて
とっくに遅くなって月が照らす夜空の下
気づけば1人
涙を流していた
「あの、何やってんの？」
next
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年5月25日 21時) (携帯から) (
レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃらめる | 作成日時：2017年3月19日 8時
