【霧島】回想…… ページ6
昔から、誰かに助けを求めるということは、あまりしない人間だった。
三門市で、あの気まずい親戚の家から逃げ出すように一人暮らしを始めて、バイトがキツくてもそれなりに頑張った。と思う。
高校で特に親しい友達も作れない中、ボーダーというものの存在を知った。
攻めてくる近界民を討伐するお仕事。
同じクラスに選抜試験を受ける人が居たので、ついて行った。
『あ、霧島さんも試験受けるの?』
『やった! わたしずっと霧島さんと話してみたかったんだ!』
『試験受かったらよろしく〜』
それが、紗枝とゆうりと香奈との出会いだった。
結果、私たち四人は合格し、晴れてC級隊員となった。
私は、攻撃手のトリガーを選んだ。
現在トップの、太刀川さんと同じらしい。
『Aって、興味ないことはとことん知らないよね』
『結構サバサバしてる子、好きだよ?』
紗枝は________そう言って笑ったっけ。
個人ポイントを稼ぎだす人が増えて、時々みんなとも戦った。
トリガーは私に合っていたようで、実を言えば、お金を稼ぐために入ったボーダーに、トリオン体での興奮を誘致する戦闘に、かなりハマっていた。
止めに頭をかち割ってやるのが私の戦闘スタイルとなった。
あの日も、「先に帰ってて」と紗枝たちに言い、トリオンが尽きることのない特別な部屋で一人特訓をしていた。
どうも中距離トリガーへの対処の仕方が分からない。現に、射手を選んだ紗枝には三連敗している。
「おーおーご苦労だなあ霧島A」
「……は………?」
ふらりとブースに入ってきた太刀川さんは、私の名前を知っていた。
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藤見日和(プロフ) - あぐおう。そだった……。いいねいいね、太刀川さんと鋼くん (2016年9月26日 19時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
久城墨香(プロフ) - 隠岐くんはだめだよぉー。ネタバレですやん。太刀川さんと鋼くんは!? (2016年9月26日 16時) (レス) id: 696e4784d7 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - うぬーん………あ!! 隠岐くんがいい (2016年9月26日 13時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
久城墨香(プロフ) - 藤見日和さん» 解説、誰がいい!? (2016年9月25日 19時) (レス) id: 696e4784d7 (このIDを非表示/違反報告)
藤見日和(プロフ) - レムレムさん» あいーっす! (2016年9月5日 0時) (レス) id: 3600278a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤見日和 | 作成日時:2016年7月16日 7時