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私がメモリの整理をしていると、誰かが部室に入ってきた。
「Aちゃーん」
「あっ、砂糖さん。」
「見てみてーこれ可愛くないー?」
「可愛いですね!」
「そうでしょー?」
語尾が良く伸びるこの先輩が砂糖さん。
佐藤雪先輩だ。
大の動物愛好家で、特に好きなのがウサギ。
白いウサギの雪ちゃんがお気に入りなそうな。
良くコンクールにも応募していて、賞を取っているなにかとすごい人。
「あ、Aじゃん」
「げっ、乙女先輩」
「乙女じゃねぇ!早乙女だ!」
この男勝りな方が3年の早乙女咲希先輩。
「てか私どう見ても乙女じゃねーだろ!」
「え、なんで。」
「堀北マイちゃん好きだし。」
「……」
通称「乙女」
何故乙女なのかわからない。
「この写真。良いですね。」
後ろから声が……
「ぎゃぁぁぁぁ!!!??」
「そんなに驚かなくても良いじゃないですか……」
「可愛い……」
「可愛くないです……」
影が異常に薄いこの方が2年の時崎香さん。
砂糖さんだけカオリンと呼んでいる。
「あ、Aじゃん」
「鷺ノ宮先輩ー!」
2年だ。
「この前開催されたコンクールあったじゃん?」
「ありましたね!」
「そこに中学の友達がいたんじゃん!」
「えー!どんなかたですか?」
「緑の髪の男子なんじゃん!」
このとーり「じゃん」が口癖。
「Aっちゃーん!」
「亜衣ちゃん!」
唯一の1年、桜木亜衣。
デルモである。
キャンキャン五月蝿いけど根はいいやつだ。
「A、帝王は?」
「帝王って……亜衣ちゃん直さなきゃ殺されるよ。」
「え、でも帝王でしょ。」
「まあそうだけどさぁ……」
「だれが帝王だって?」
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作者名:+輝+ | 作成日時:2014年11月7日 21時