【ﾊｲｷｭｰ!!】天使すぎる君と

番外編.親友にご報告 ページ16

「付き合うことに！！なりました！！」

「………」

「わー！どんどんぱふぱふー！ひゅー！」

「………」

「え、ねぇ聞いてる？綾子さん？おーい」


我が親友、綾子にさっそく菅原君と付き合うことになったと朝一番に報告したというものの。
見事なまでのガン無視だ。
一人盛り上がる私なんてまるで眼中にないらしく、黙々と今日提出の数学の課題をやってる。
ちゃんと課題をやって来ないとは悪い子め！
って、そうじゃなくて。


「綾子さん綾子さん、大事な親友のおめでたい報告ですよ。聞いてください」

「よく聞こえてるよ」

「じゃあ何か言おうよ！」

「いやもうその鬱陶しいくらいの幸せオーラが嫌すぎて」


やっと顔を上げてくれたと思ったら物凄くしかめっ面である。


「何となくうまくいく気がしてたからそんなに驚いてないかな」


まぁでも、良かったね、と言って綾子は笑みを浮かべた。
そんな綾子に思わず、「うううう〜綾子ぉ〜！」と抱きつけば「はいはい」とポンポン背中を叩いてくれる。


「デートとかは？するの？」

「えへっ、今日♪」

「放課後デートってやつね。いいじゃん。でも
菅原君、部活は？」

「終わるまで待ってる！！！」

「まじか…暇じゃない？」


確かに暇だ。私は帰宅部だし、菅原君の部活が終わるまで何かして時間を潰さないといけないわけで。
でも今日は顧問の諸事情で部活終わるのがいつもよりはやいって言ってたし！図書室とか空き教室とかで時間潰してればいいし！


「菅原君との放課後デートだもん！いつまでも待てるよ。マイエンジェル、永遠に…」

「気持ち悪いな」


ふ、なんとでも言ってくれ。
菅原君との時間は大切に大切にしたいんだから。だって私のスウィートエンジェルですから。


「はっ…！そうだ、菅原君とのツーショット撮ろう」

「いいんじゃない？」

「それを待ち受けにして…」

「いいと思う」

「おっきくプリントアウトして部屋の壁に貼る」

「…………」



綾子が無言になってしまったけど気にせず私は菅原君とのツーショット計画をたてる。
楽しみだなぁ、ふふふ。


「もう好きにしたらいいと思うよ…」


苦笑いを浮かべながら口元をひきつらせる綾子は完全にドン引きしていたのであった。





*

何となく、番外編を書いてみました…(笑
菅原君とのエピソードだったり色々、これからちょくちょくあげるかも？

番外編2.反則→←＊あとがき

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