66.心配 ページ19
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まさかもうレオンが目を覚まして、ここに来るなんて予想もしなかった。
驚いていると、レオンはそのまま階段を下りて真っ直ぐこちらへ歩いてくる。
なんだか怒ってるように感じて私は何も言えずただこっちに向かってくるレオンを見つめるしか出来ないでいた。
そして私の目の前まで来ると、強く肩を掴まれた。
「どうして勝手に1人でいなくなったんだ…！」
「レ、レオン？」
「君1人で行動して、もし何かあったらどうする」
いつもより強い口調。強く私の肩を掴む手。
そこから、とんでもなくレオンを心配させてしまったのが分かる。
そりゃそうだよね…。目が覚めて私がいなかったらびっくりするよね。ましてや私はレオンがいないとどうすることも出来ない弱々だから。
「ごめん…」
俯いて小さく謝るとレオンは溜息をついた後、私の肩に頭を乗せてきた。
レオンの髪が肩や頬にかかってくるのと、至近距離なのとで心臓がドキリと跳ねる。
「え、えっと…あの、レオン？」
「頼むからもう1人でどこかに行くな」
「は、はい。もう1人で勝手にどこかに行ったりしません…」
「目が覚めたら君がいないから、心臓が止まるかと思った」
「……ごめんなさい。本当に」
私の肩に頭を乗せたまま喋るせいで、レオンの息が首筋にかかってもう死にそう。
バックンバックンとうるさい心臓。いやいや落ち着け私。こんなのどうってことないでしょ！
私からレオンに抱きついた時だってあったじゃないか。あっちの方がなんか、あれでしょう！
ぐぬぬ、耐えろ私。
少ししてようやくレオンが離れてくれた。
けどなんかじっと見つめてくる。
「顔が赤いな」
「なっ…！そ、そりゃあイケメンにこんな近づかれたら赤くなるわ！」
おっと正直に言ってしまった。
けどこんなの反則だ。赤くならない人なんかいるわけない。不可抗力である。
もう少し自分がイケメンであるという自覚を持っていただきたい。
顔を赤くさせながら小さくレオンを睨んでいると、今度は笑われた。
「笑う要素ありましたかねぇ！？」
「相変わらず通常運転だな」
「はいぃ？」
一体何が通常運転なのか。全くこの男は。
イケメンってのはずるい。
おかげでさっきまでの暗い気持ちはどこかにすっ飛んでしまった。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
