64.彼女との出会い ページ17
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化け物だらけになったラクーンシティで出会ったA。
記憶喪失、学生、日本人、怖がったりすぐ泣きそうになったりするのにどこか変なところで肝が据わっている。まだそれくらいしか彼女の事は知らないが何とも少し変わった少女だった。
「私ってもしかして天才…」
「単純だな」
意外と扱える銃に自分の事を天才と言う、単純な部分もある。
使う事を怖がっていたのにいざ命中すれば子供のようにはしゃぐ彼女に正直気が抜けそうになったのは言うまでもない。
いや、彼女はまだ子供だ。
だとしてもこの化け物だらけになった狂った状況で、彼女の能天気さに自分がおかしいのかと思ってしまう。本当はゾンビなんかいなくて、これはただの夢なんじゃないかって。
そう思いたかった。現実は甘くはなかったが。
「レオンを…離して！！」
能天気な発言をしつつも、彼女は思っていたよりも逞しかった。
化け物に捕まった俺を躊躇う事なく助けたんだ。
「私、役に立ててる？」
Aの存在は俺にとっては大きい。彼女がいなかったら、この状況に頭がおかしくなっていたかもしれない。
役に立ててるどころの話じゃない。むしろ、かなり助けられている。
「そりゃもう、物凄く」
役に立てたという事がよほど嬉しいのか、笑顔になるA。
その後、Aに頭を撫でるのが好きなのかと聞かれた。正直、無意識だった。
何故かつい、手が伸びる。そして気づけば彼女の頭を撫でている自分がいる。妹みたく感じてるのか。
彼女が見せる能天気さや無邪気さ、そして懸命に立ち向かおうとする姿に、守ってやらなくてはと強く思うんだ。警察官として、必ず。
「エイダ！」
エイダを庇ったと同時に肩に酷い痛みが走る。
地面に倒れる瞬間、目を見開いて泣きそうになるAの顔が視界に飛び込んだ。
何故、そんなに泣きそうなんだ。まさかどこか怪我をしたのか。彼女の名前を呼びたかったが、そのまま視界が真っ暗になった。
「…ん……」
目を覚ますとそこにはAもエイダもいなかった。ああ、俺はあの時意識を失ったのか。
エイダには、アネットを追うようにと伝えたからいないのは分かる。
だけどAは一体どこに。
「A！」
名前を呼んでも反応はない。立ち上がり、辺りを見ても自分以外誰もいなかった。
背に冷や汗が流れ、焦りが生まれる。
エイダについて行ったのか？いや、彼女がAを同行させるのは考えにくい。
何かあったのか。とにかく、探さなければ。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
