敵の動きは観察しとけ ページ18
屋根から降りる時、Aは横で何かが光った気がした。気にせず剣を片手に降りて戦ったけど。
晋助と戦って、次の相手は万斉だった。
万「いつかは剣を交えたいと思っていたでござる。」
A「偶然、同んなじ事を思ってた。楽しい殺り合いになりそう。」
あちらこちらでは剣が重なる鈍い音と火花が散っていて何人か負傷者も居た。
ま「晋助様っ!何処いたッスか?!心配したッス」
そんな事を言うまた子を見ていると急に攻め込まれる。
万「ボーッとしてたら色々と飛ばされるでござるよ。」
今いるのは戦場。ボーッとするなんて以ての外だ。晋助だったら完全に殺られてたなと思いながらAは対抗する。
A「朝の顔は有名作曲家、夜の顔は鬼兵隊か。世も末だ。」
ハァ、とため息を吐きながら剣を振る。その時、万斉の剣がAの頬を掠めた。一直線に傷が出来て生暖かい物が流れるのが分かる。
さっきより激しくなった2人の斬り合いは周りに構わず飛んだり回ったり。ドレスを着てる事を忘れさせる様な俊敏な動きに敵、味方両方が恐れた。
ま「アイツ何なんすか・・・」
変「異様な速さと計算されている動き、相手に隙を与えない剣の振り方。夜兎の上、中々の手練ですね。」
それぞれがそれぞれに分析する中、鬼兵隊は何故か退散し始めた。それはA達真選組や見廻組、万事屋、幕府にとって「将軍が危険」と言うサイン。Aは隣にいる銀時と目を合わせると一気に2人で駆け出した。
A「鬼兵隊が退散し始めたのは気づいてるでしょ?」
銀「あぁ。この状況から考えるとすると、」
A「晋助達、言い換えればトップの奴等が将軍様に届くのが近い。」
せめて私達が到着するまで持たなければ将軍の命は無い。Aはトランシーバーを取り出すと回線をいじりながら話した。
A『信女?!』
信「分かってるわよ、そんな事。」
いつの間にか隣を走っていた信女が短剣を抜きながら答える。
A「まずは周辺から片付けないとなのに。」
ため息と共にそんな言葉を吐き出すとまた視界の隅で何かが光る。正直ウザかったが、気にしていられなかった。
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脊陽婀 麗(プロフ) - 月猫さん» ありがとうございます!はい!今後とも楽しく読ませていただきます^_^ (2018年1月22日 18時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» そうです。土方さんオチです!ですが最近、変な方向に向かっている気もしたりしなかったりでして・・・。引き続きこの小説を見て頂ければ・・・! (2018年1月20日 17時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - イッツミー!マーリo((殴 (2018年1月16日 22時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
脊陽婀 麗(プロフ) - この小説って...土方さんオチでしたっけ? (2018年1月11日 19時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
月猫(プロフ) - 脊陽婀 麗さん» コメントありがとうございます!えぇ、土方さん、何故か結構優しくなってますww (2017年12月27日 23時) (レス) id: 84e6bcc189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月猫 | 作成日時:2017年10月26日 7時