夢幻姫-薄桜鬼- (ページ4)

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おばあさんはそういうと布団を掛け直しおでこに冷えたタオルを置いてくれた

『ありがとうございます』

「さぁ、もう寝な。また起きたら様子見に来るからなぁ」

そういうとおばあさんは部屋から出て行った

『まさか世にいうタイムスリップというやつか』

あの着物の男は誰だったのだろうか、しかもこのタイムスリップ

もう何かを考えるのも気分が悪くて嫌になる

もう寝よ。また明日考える

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【A】

誰かが呼ぶ声が聞こえた

声がする方を見るとあの夢に出てきた花の絵の着物を着た男だった

【言い忘れたことがある、決して自分の素性を話すな。お前には普通の人間にはない力があるが故素性を話すと利用されかねん】

でも、この力で新撰組の人たちを守るんでしょ？どうするの？

【歴史は詳しいみたいだが、隊士がケガをする時を覚えているだろう。その時に力を使え。だがそれまでは何も話すな。そして力も使うことのないように】

わかった。でも素性を話しちゃいけないって名前やどこから来たとか、

どうやって説明するのよ

【お前は今から笠岡 Aを隠し、零(れい)と名乗るんだ。そして後のことを聞かれたら思い出せないと言え】

そんなんで通るかなぁ。無理だと思うけど

もし無理そうなときまたこうやって出てきてくれるの？

【あぁ大丈夫だ。いつでも夢には出てきてやる。】

はぁ。。。頑張ります

【いつでも見ている。うまくいくように手伝ってやろう】

不安すぎて泣けてくるよ

【あと、スマホというものを持っているだろう】

うんたぶんあると思うよ

【そのスマホに歴史が詳しく分かるようにしている分からなくなれば見ろ】

何、そのハイテクな設定。

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