* ページ10
.
クロウリー「あぁ、そういえば忘れてました!」
開きかけた扉は再び閉ざされ、扉の取手に手をかけたまま声を上げた学園長は「貴方が最後の入学生ではありませんでした!」と言った。
一体何を忘れていたのだと言うのか、ゲームのストーリーを読んでいたら分かること。
絶対に監督生とグリムのことだな、と思い苦笑いが隠しきれないが学園長の目が他を向いているので隠す必要も無さそうだった。
クロウリー「貴方は先に中へ入っていてください。
私は他の生徒を連れてこなければならないので...」
では、と来た道を戻って行く。
これがストーリー通りなら監督生とグリムは追いかけっこの末、図書館に居るはず。
私が監督生じゃないということは最初の棺で分かった。
棺のひとつが既に開けられていて、監督生の身ぐるみを剥ごうとするグリムの姿が見えなかった。
そうなれば答えは簡単、私は監督生では無いイレギュラーな存在としてここにいる。
...ということは!!
監督生という色んな人と関われる主人公スキルが自分には無い!?皆無だとぅ!?!?
だとしたら私が推しと関わるためにはコミュニケーション能力を高める他に無いじゃない!!
あーおつでした。お疲れ様でしたああああああああぁぁぁ!
そんなことを考えていたら学園長の後ろ姿が見えなくなっていた。
『もし本当にこの仮説が合っていたら、私って入学できるのかな...』
まずは【性別】だ、体を触って見た感じ性別は女のまま。
仮に監督生も女の子の場合、あの子はこのお話を進めるキーパーソンだから入学できないはずがない。
私が監督生じゃない以上、特別な待遇をされるか分からない。
2つ目は【魔力】、これは監督生も同様。
魔力のない人間はこの学校にはいない。監督生が初の入学生だったはずだ。
最後に【存在】、言わずもがな本編には一切登場することの無いありえない存在の私。
さて、どうしたものか...。
.
263人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます!!結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです!!亀更新ですが頑張ります!!(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです!!!更新頑張ってくださいー推しって誰ですか? (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます!! (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白凪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時:2020年8月4日 21時